第125回 釜飯仲間・おこげのお話

2019.5.30
釜飯仲間・おこげのお話

『釜飯仲間=おこげのお話=』

=国連「家族農業の10年 2019年~2028年」=

5月25日(土)横浜市内に残された貴重な緑地を歩きました。蛍を見ることができました。歩くことは大好きでした。20歳前後には登山をかじって、特に兵庫県の音楽学校の子どもたちと四季折々の野外活動にスタッフとして参加する機会を得て、白馬岳や雨飾山に子どもたちと登り、キャンプをしたことは楽しい思い出です。1973年から2,3年の間でしたが、そのような若い時代の経験は生涯残り活きるものだと感じています。長い年月を経て、今、紙芝居や民話の語りを子どもたちと出来るのも、あの当時の子どもたちのおかげだと思います。キャンプに参加した子どもから教わった歌を、今でも歌うことができました。あの子たちも50代半ばとなって孫を抱いている子もいるのだろうなぁ。

当時から、自分たちの暮らす都会の学校になじめない子どもはいました。親の考えもあって“山村留学”などを耳にするようになったのもこのころでした。一方で横浜では放課後の子どもたちの居場所として「学童クラブ」を親たちが運営していましたが、東京都23区のそれとの“格差”も知りました。

5月27日(月)は、「里山の恵み・伝統文化に出会う上映会」を催しました。上映作品は、「秩父の通過儀礼―安産祈願から帯解きまでー」でした。身ごもってから無事に出産し成長してくれることを願い、両親はもちろん、家族、親せき、近在の大人たちの子どもに寄せる思いを映し出していました。日々変わらぬ暮らし方があり、一年のめぐりの中での様々な行事があり、その一つ一つに意味があり歴史があることを、この上映会の作品群からは感じることができます。

そうして人生もまた、次の世代に受け継いでいくことが、地域全体で行われていたのです。

人生50年が100年になってしまえば、思いがけない状況も次々に起こるでしょうが。

人は、その生涯をかけて何のために生きていくのでしょう?人の生涯のために、何がホントウに必要なのでしょう?

アメリカのトランプ大統領が来日し、令和となって最初の国賓として天皇皇后との会見や晩さん会が行われました。ゴルフに相撲観戦などなど海外マスコミからは「観光旅行」と言われたようですが、参議院選挙の終わったあとで、日米貿易交渉の中身が明らかになるようです。選挙に不利に働くことは内緒にするということを国民に明らかにしているのですから、どこまでも国民はバカにされたものです。

5月28日(火)午前7時40分ごろ、川崎市多摩区小田急登戸駅周辺で児童ら19人が包丁を持った51歳の男に刺され39歳の父親と小学校6年生の女児が死亡しました。

子どもたちを大切にすることは、国の未来を大切にすること、家族農業を大切にすることは、子どもたちの未来を大切にし、子どもたちに多彩な文化を伝えることです。

生産者たちから悲鳴が聞こえています。お伝えしていきたいと思います。

(2019年5月30日記   三好 豊)

釜飯仲間・おこげのお話