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2024.3.1 『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』

『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』(監督:ジュリアン・テンプル) 昨年末、映画を続けて見る機会があった。 年末は年賀状を書くのが通例だったが、喪中でその時間が空いたためだったのか、『プリズン・サー […]

2024.2.1 寄り道67 都会から移動・移住する理由

今年度、私は横浜国立大学「里地里山×まちづくりラボ(里まちラボ)」の連携研究員として、小田原市・南足柄市をメインエリアに、交流・関係人口の創出と定着に向けて調査・実践するプロジェクトに参加している。た […]

2024.1.1 寄り道66 頭の中の棚卸し

先月、急な山道を歩いているとき、右足ふくらはぎの肉離れを起こした。 肉離れ初めてのことで、何の前ぶれもなかったし、斜面地で里山保全作業することは珍しくないので、なぜけがをしたのか納得がいかなかった。 […]

2023.12.1 第118回 風巻浩・金迅野『ヘイトをのりこえる教室』

風巻浩・金迅野『ヘイトをのりこえる教室:ともに生きるためのレッスン』(2023年、大月書店) 私にとって金迅野さんは、多くの刺激を受けてきた人であり、頼りにしている人である。 いつも穏やかであるが、対 […]

2023.11.1 第117回 中野剛志『変異する資本主義』

中野剛志『変異する資本主義』(2021年、ダイヤモンド社) 本書では、コロナパンデミックと中国の大国化を背景に、 新自由主義を掲げてグローバルに展開されてきた資本主義が、 近年大きく変異しつつあり、「 […]

2023.10.1 寄り道65 研究と実践

研究と実践をめぐる原点―左翼運動・環境運動との距離 研究と実践の関係を考える際、私はマルクス主義哲学者であった祖父を反面教師として考える癖がある。祖父は弁証法哲学の研究を進め、ヘーゲル、レーニン、毛沢 […]

2023.9.1 寄り道64 8月13日

2023年8月13日10時56分、母が亡くなった。81歳だった。 パートナーに先立たれて9年、認知症と診断されてから7年。 認知症は死に至る病だと受けとめていたので、 このときが来る覚悟はできていた。 […]

2023.8.1 第116回 南山舎の本2冊―『西表島の文化力』『絵が語る八重山の戦争』

石垣金星『西表島の文化力―金星人から地球人へのメッセージ』(2023年、南山舎) 潮平正道『絵が語る八重山の戦争』(2020年、南山舎)   石垣島に南山舎というローカル出版社がある。 沖縄県八重山地 […]

2023.7.1 寄り道63 ボランティアの安全管理について考えたこと

6月16日(金)にモリダスmoridasとNORAの共催で、「現場の声をもとに考える里山・森林ボランティアの安全管理」を青山のGEOCとオンラインのハイブリッド形式で開催した。 里山保全・森林づくり活 […]

2023.6.1 寄り道62 アクションリサーチ

ある人に、アクションリサーチに関連した発表をしてほしいという依頼があった。 これまで、私はあまりアクションリサーチという言葉に関心はなかったのだが、この機会に自分がたどってきた道のりを、その思索と実践 […]

2023.5.1 第115回 藤川賢・友澤悠季編『なぜ公害は続くのか』

藤川賢・友澤悠季編『なぜ公害は続くのか―潜在・散在・長期化する被害(シリーズ 環境社会学講座 1)』(2023年、新泉社) 2023年4月から「シリーズ 環境社会学講座」の刊行が始まった。 最初に出版 […]

2023.4.1 寄り道61 認知症患者家族の当事者研究

先月、私の母は山梨の病院を出て、自宅から車で40分の距離にある病院へ転院した。 コロナ禍で、しかも移動に県をまたぐことから、長らく面会が許されない状況だったが、いまは週に1回会いに行けるようになった。 […]

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