第三十八話 自然災害を少し考える

2017.3.1
水の流れは絶えずして

今年も3月11日が近づいてきました。この時期になると、自然の災害について改めて考えさせられます。

水に関わる自然災害には、洪水、地滑り、斜面崩壊、高潮などの気象災害、地震や津波の地震、火山災害などでしょうか。このほかにも、竜巻や干ばつ、液状化や火山噴火など日本にいると多くの自然災害があります。防災科学技術研究所によると、大気中における諸現象によって生ずる「気象災害」と,地球内部における諸現象に起因する「地震・火山災害」とに分けられるとのことです。

これらの自然災害は、生物が多様な日本自然環境の成り立ちと深く関係しているといえます。

これだけ多くの自然災害があると、どこに住んでも大なり小なりの災害に被災することは免れないようにも思います。最近は家が丈夫になったので台風の心配もあまりなくなりましたが、小さいこと台風が近づくと、雨戸を閉めて飛ばないように板を雨戸に打ち付けていたことを思い出しました。

ところで、横浜市の土地の成り立ちとして、大河川はないけど、源流から河口まで市内で完結する小河川が横浜の水環境を形成しているという話をさせていただいたことがあると思います。かつて市内に3700以上あった源流域を形成する谷戸はどうなっているでしょうか。住宅開発などで多くが失われているということは、周知の事実だと思います。

このような、自然の改変が洪水や土砂崩れなどの自然災害の被害を人的に大きくしているのも事実だと思います。自然災害とどう向き合うのか、そのためには今住んでいる場所の土地の成り立ちを見直してみるのも大切かと思います。

最近は国土地理院が空中写真の閲覧サービス(http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#2)を公開していて、戦前から現在に至るまでの空中写真を容易に閲覧することが出来るようになりました。私の家も丘陵の高台ですが、よく見ると谷戸の最上部の斜面だったことがわかりました。