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第三十四話 棚田と谷戸田 (その1)

2016.10.2
水の流れは絶えずして

今日10月1日、全国トンボ市民サミットのエクスカーションで和歌山県橋本市柱本の棚田を訪れました。コラムづくりにあまり時間がなく、簡単な紹介となってしまいますがお許しください。

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橋本市柱本の棚田

さて、ここ柱本は、9月に第3回わかやま棚田・段々畑サミットが開催された場所でもあります。棚田は美しい里山景観を形成し、生物の重要な生息空間であるとともに天然のダムの役割を果たします。平常時は、メダカやドジョウなどが暮らし、大雨時には下流地域への洪水抑制効果が期待され下流地域の住民にとっても防災上重要な施設といえます。しかし一方で、棚田はひとつひとつの区画面積が小さく不定形であるため、作業効率が悪く全国的には消滅しつつあります。
柱本では、400年以上にわたり棚田での稲作が継続しています。上流から延々と水路で棚田の最上位に水を引き、今年は雨の影響で機械が入らないため、手刈りで稲刈りを行い、天日で干しています。すごいですよね。棚田を守られている地域の方に敬意!

棚田のお米のおいしさは知られるところです。我が家でも、20年近く愛媛県の内子から棚田から美味しいお米を送っていただいています。

また、ここには地域の方々が運営する「はしもと里山学校」がつくられ、子どもたちも水辺の活動を行っています。都市の住民都市もこのような地域を応援したいと思います。

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棚田風景

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棚田に水を引く水路

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刈り取られた稲が天日干しされていました
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はしもと学校

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かわで活動する子どもたち

今回の訪問で、ネパールやフィリピン、能登半島の棚田の写真を見て山の斜面にどうやって水を引いてくるのだろうかと真剣に疑問をもっていた30年以上も前のことを思い出しました。