水の流れは絶えずして

第三十二話 都市の公園に作った田んぼ

2016.8.1
水の流れは絶えずして

6月に長浜公園の田んぼづくりの話をしてから2ヶ月がたってしまいましたが、この間、子どもたちと田植えを行い、稲は順調に育ち始めましたので、近況をお知らせします。

5月末までに田んぼに土を入れ、水を入れ、田植えができる状態に耕すのに悪戦苦闘を続けていましたが、6月4日に「野島探検隊」の子どもたちとともに田植えを行いました。ほとんどの参加者が田植え初体験。それでも2時間足らずで田植え完了。

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一列に並んで、田植え体験

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何とか2時間程度で田植えが終了しました

みな大満足でしたが、泥だらけになった服のまま電車で帰るとか。ちょっと不安でしたが、さすがに普段から活動している子どもたち、泥らだけになってもあまり気にせず、喜んでいた姿には頼もしさを感じました。

話はちょっとそれてしまいますが、どろんこだらけといえば、最近少し気になることがあります。小学校の授業で学校とんぼ池づくりの講師で呼ばれることが多いのですが、事前に先生から児童に「泥だらけになります」「長靴と汚れていい服で参加してください」と呼びかけているにもかかわらず、とてもおしゃれな服装やきれいなスニーカーで授業に出てくる児童が以前に比べて多くなったように思います。こういう子どもたちも当然泥だらけになってしまいますが、(もちろん学校なので授業終了着替えます)、泥だらけになった子に「お母さんにおこられない」と聞くと必ず「お母さんがこの服でいきなさいっていった」とか「汚れていい服もってない」、「安い服だからいいの」とか、
どういう時代背景なのでしょうか? 使い古した服なんてない、外遊びしないから汚れていいような遊び着がない、汚れたら使い捨てにする、服が安いのかお金持ちなのか、もう少し様子を見てみたいと思います。

さて話を戻し、田植えから約2ヶ月、肥料も農薬も使っていませんが、稲もだいぶ順調に育ってきました。今年の関東地方はから梅雨、水不足といわれていますが水田があまり大きくないので、時々降るゲリラ豪雨等に助けられ、2ヶ月のあいだにポンプで給水したのは3回程度でした。一昨日梅雨も明け、日照時間もどんどん増えてくるので、これからはそう簡単にはいかないな、と覚悟を決め、稲の生長を楽しみにしています。

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7月下旬、こんなに順調に生長しています

こんな人工的な田んぼですが、トンボの数は意外に多く、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボなど安定環境で飛来する種も確認されています。

ショウジョウトンボ

田んぼで捕獲されたショウジョウトンボ
先週の調査では常連のギンヤンマが残念ながら見られず、昨年産卵を確認し、今年の春ヤゴでも確認されているマルタンヤンマともまだ出会っていないので、これから毎月行われる、子どもたちとのトンボ調査が楽しみです。