「みほさん手を出して」。

冬眠中の観察ができる貴重な機会だよと、夫君。
わたしの両手のひらにトカゲをのせました。

確かに！。トカゲ※は動かないから、じっくり顔を見たり観察できます。（かわいい）

お肌の感触は乾燥気味。（土の中にいたからネ）
小さな5本指が、わたし手のひらを、ぴったりつかんでいる。かわいいなぁ、愛おしくなってきました。

このトカゲは、栗を植え付けるために土掘りをした穴から出てきました。（起こしてゴメンね）

程なくし、トカゲの体に小さなボールにような塊がうかび脈打ちました。

すると目や手足が動きはじめ、わたしの手のひらから這い出て、畑を覆う草の中にかえってゆきました。

※調べると種類は、ニホントカゲでした。

 

キィー キィー。何の音かしら。細く、金属のような、高い音が聞こえてきます。

「キィー キィー。」あ、鳥だったのネ。

小さいオレンジ色の鳥が、剪定を終えた柿の木と、隣の柵の土台とを行ったり来たりしています。

羽を閉じた後ろ姿は、オレンジに対の白い斑が映えている。かわいい！。

調べてみると、この鳥は、ジョウビタキ。雄、一匹、単独。

あら、柿の木周辺を離れなかった理由は、縄張りを示していたのかな。

それとも、剪定で、柿の木の樹形が変わってしまったから？。

 

五果のある畑　　「李すもも、杏あんず、棗なつめ、栗くり、桃もも」

この時期に土を掘ると、冬眠中のカエルやバッタを起こしてしまいます。

念願の栗を植えると、うちの小さな森のある畑は知らぬ間に、五果のうちの四果が揃っていました。

桃は来年に植える予定です。計らずして、うちの小さな森のある畑に五果が揃います。

 

五菜もある！　「葵にら・薤らっきょう・葱ねぎ・山葵わさび・藿まめ」

ネイティブアメリカンの三代栄養食、アピオス・ヤーコン・キクイモもあるなぁ。

五菜、アピオス・ヤーコン・キクイモともに、栄養食と言われるものは生命力が強いですね。

植えたのは初めだけ、後はほったらかしで、おのずから増え続けています。

・少量多品種の混植植え
・少なくない品種が、こぼれ種から自生え、野草化に。

（中川美帆・小さな森のある畑）