第106回 今度はフクロウが落ちてきた
2025.12.1映像の持つ力
うちの田んぼへ続く夜の一本道。何かが落ちてきた。
フクロウだ!!ハンドルを握る夫の声が響く。
車のライトが田んぼの際の草かげにいるフクロウの顔を照らしている!!
通り過ぎたほんの数秒、独特なフクロウの表情に目が釘付けです。
車をバックして戻るも、すでに姿はありません。
猛禽類の鋭い視覚を持つフクロウが見つけた獲物は何かしら。
まさか車の中から、地上にいるフクロウを見るなんて想像もしなかった。
夜の田んぼも生きものが賑やか。うちの6種類の稲も立派に育っています。
この場所で新たに田んぼを始めてから、2度鳥が落ちてきました。
一度めは白い鷺。2度目は幼いカラス。
まさか三度目の正直にフクロウとは。
あ、この辺りはキツネもいるのよね。ふふ。
翌朝、田んぼの生き物図鑑で種類を確認すると、昨晩、空から落ちてきたフクロウはコミミズクのようです。
今でもはっきり覚えています。暗闇の中、助手席の窓越しにフクロウと目が合いながらすれ違った瞬間を。
なんとコミミズクは県のレッドリスト2018年指定、絶滅危惧II類 (VU)、絶滅の危険が増大している種でした。
ここは一級農地が広がる地方都市。東京三大副都心の池袋までは電車で30分未満。適度な便利さがある上に生きものが豊か。生態系が残る場所が点在しています。
ノラ仕事がある暮らしを営むのに小田舎はピッタリの場所です。
(中川美帆)
