神奈川・緑の劇場 vol.2
2021.9.29神奈川・緑の劇場
“さわやかな 茶堂で煎茶と踊り唄”
コロナ時代だからこそ「茶堂(ちゃどう)」を街かどに!
「茶堂」って、ご存知ですか?さながら、江戸時代のまちかどフリースペース。今こそ町に茶堂が欲しいと思うのです。
高知県には茶堂が今も50基も残っているらしい。幅、一間半程度の四角い建屋で、腰高の床、三面は壁がなく素通しで、秋ならさわやかに風が通ります。残る一面には集落を守るお地蔵様が奉納されています。神奈川でも“辻堂”の地名は、茶堂があった名残だとか。村の人たちが手仕事をしながら、お茶をしたり、子どもたちの遊び場にもなり、旅人は体を休め、人々の情報交換の場にもなりました。
成長期の子どもたちに貴重な体験の機会を奪われている時代、年配の人たちも家に閉じこもりがち。せめて茶堂があったなら!茶堂は、日本伝統の宮大工の技術を継承する機会にもなります。村人を疫病から守り子どもたちの健やかな成長を願って祈った地蔵様のお話(川崎市溝の口・伊勢原=萩坂昇・神奈川の民話と伝説)も、今にいきいきと語られそうです。
茶堂は、Y150横浜開港150周年ヒルサイドエリアの遺産
12年前、横浜港開港150周年を祝うイベントの“ヒルサイドエリア”に、茶堂が新築されました。すっかり気に入った私は、幾度となく訪れて穏やかな時間を過ごすことができました。ヒルサイドエリアに出演したアーティストと即興で、私が宮沢賢治の童話を朗読し音楽と舞踏を合わせていただいたことも懐かしく思い出されます。ヒルサイドエリアの茶堂は、旭区若葉台団地に移築されて大切にされてきました。四国の皆さんとの交流も始まり今も続いているとか。
10月18日(月)は、十三夜の栗名月、古来、栗名月は厄除けのお祭りをするそうです。若葉台の茶堂で、コロナ禍の平癒を祈願し、くだんの民話を語ってみたいと思います。茶堂へは、若葉台中央の地区センターで尋ねると歩いて5分くらいでいけますが、丁寧に教えてくださると思います。
(2021年9月28日記 三好 豊)
●お誘いします。オンライン(ZOOM)開催
「食の安全講座」10月30日(土)午後2時~4時・チケット代1000円
*テーマ*「有機農業 世界の流れと日本――学校給食への導入めざして」
*講師*:山田正彦(元農水大臣・弁護士)主催:家庭栄養研究会/食べもの通信社
お申し込みは下記へ・食べもの通信社へのメールでもお受けできます。
食べもの通信社メール info-zoom@tabemonotuushin.co.jp
※有機農産物が特別なものではなくなろうとしています。地球温暖化を食い止めるためにも有機農業による食料自給を目指すことが急務であり、そのためには、学校給食を基軸にして地域の有機農産物生産の拡大を図り、生態系を守り自然の摂理にしたがった農法による食料の生産が求められています。地球資源を浪費し温暖化を加速させてきた工業的な農法の見直しが急がれています。
ご覧ください。
日本消費者連盟(日消連)と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン主催のシンポジウム「もうひとつの市民食料サミット;農水省が提唱する『みどりの食料システム戦略』は『みどり』ではない」の講座の録画です。当日は会場とオンラインで全国から200人を超える方々が参加しました。農業や食への関心の高まりを感じるものになりました。
■「もうひとつの市民食料サミット」の録画
https://www.youtube.com/watch?v=wIqBPSX3DuQ
■アニメーション「ビッグプラザーがやってくる」の動画
https://www.youtube.com/watch?v=NJd3CaMWxrU
ご覧ください。
★★定期購読をおすすめします。
創刊51年・心と体・社会の健康を願う家庭栄養研究会が編集してきた月刊情報誌『たべもの通信』の定期購読をおすすめします。
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●たけのまラジオ
https://youtu.be/XvBbyQDA1gE