神奈川・緑の劇場 vol.42

2024.12.30
神奈川・緑の劇場

=『食べもの通信』でも、頻繁に紹介される、農民連食品分析センターでは
広く市民の皆さんからの募金を求めています。=

『作ってこそ農民!』を合言葉に、日本の大地から農業を守り、世界の、特に小規模、
家族農業者とも連帯する農民運動全国連合会(農民連)の食品分析センターでは、
18年間使用してきた農薬検出のための分析装置「ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)」が故障し、早急に交換しなければならなくなりました。

2025年3月までに1000万円の募金を呼びかけています。

1.オンラインで募金する(クリックすると募金の受付ページに飛びます)

2.ゆうちょ銀行に直接払い込んで募金する

  • ゆうちょ銀行口座からのご送金の場合
    記号・番号:00160-6-773542
    加入者名(カナ):ノウミンウンドウゼンコクレンゴウカイブンセキセンター
    ※払込用紙の通信欄に「GCMS募金」と忘れずにお書き下さい。また、住所、電話番号は、省略せずにお書き下さい。
  • ゆうちょ銀行以外の他銀行からお振り込みになる場合
    銀行名:ゆうちょ銀行(金融機関コード9900/店番019)
    店名:〇一九
    口座種別:当座
    口座番号:0391416
    加入者名:一般社団法人 農民連食品分析センター
    加入者名(カナ):イチシャ)ノウミンレンショクヒンブンセキセンター

生産者個人や市民ひとりひとりが要請したくとも高額になる、作物の残留農薬検査や
放射性物質検査、PFASの残留検査などを可能な限り廉価に対応して市民の要望を受けて
活動し続けてきました。

八田純人所長は
『社会課題に取り組む大学の理系研究室も減り、市民に寄り添った視点で
食品検査を行う貴重な施設になりつつあります。』

1996年の設立以来、募金で運営されながら数々の成果を上げてきました。

中国からの輸入農産物の残留農薬を告発、冷凍食品についても残留農薬についての
基準値が定められることにつながりました。除草剤グリホサートの問題も告発、
ネオニコチノイド系農薬やPFASの検査も行っています。

八田所長は、全国を講演もしながら、
『検査データは中立です。議論の出発点になり、市民の権利獲得に繋がっている。
科学に根を下ろした調査活動に引き続き取り組んで行きたい。』
と語ります。

2024年もたいへんにご支援をいただきました。

ついに、誰もが食糧危機や飢餓、貧困を現実のものと受け取る時代になりました。
しかし、だからどうしたら良いか、という展望になると、先が見えないままに思えます。

2025年は、少しでも前向きに過ごして行きたいと思います。
引き続きのご支援をお願い申し上げます。

(2024年12月29日記三好豊)

・京都で振り売り(伝統的な農産物の移動販売)をする角谷香織さん→★★
・日本の農産物流通に3つの提案 神奈川野菜を届けて36年 三好 豊→■■三好 豊(みよしゆたか)

“50年未来づくりプロジェクト”を提唱します。
“もりびと”が木を植えて育てるように、子どもたちが社会の真ん中で活躍する時代のために、今日できることを一つずつ。老いも若きも一緒になって50年のちの日本の景色を想い描きたい。
1954年に生まれ父親の転勤により各地で育ちました。 1975年10月、杉並区阿佐ヶ谷南の劇団展望に入団。1982年退団して横浜に戻り演劇活動に参加してきました。1987年5月、(有)神奈川農畜産物供給センターに入職し、県内各地、各部門の生産者に指導を受けることができました。2004年に退職し「神奈川・緑の劇場」と称して県内生産者限定の野菜の移動販売を始めました(現在終了)。NPO法人よこはま里山研究所・NORAの支援はたいへんに大きく、これからも都市の暮らしに里山を活かす活動の一環として生産者との関わりを大切にしたいと考えています。また(株)ファボリとその仲間たちとの繋がりには、心躍るものが生まれています。