第143回 釜飯仲間・おこげのお話
2020.11.30神奈川・緑の劇場
『釜飯仲間』=おこげのお話=
~みんなのしあわせは、おいしさの先に!~
「子どもたちの、楽しい思い出がいっぱいある町にしたい。」
冬の、地域の皆さん手作りのおまつり“光のぷろむなあど”も、開催見送りになりました。首都高速から見下ろせる楽しげに輝く蒔田公園。開催10周年を迎え、いよいよ“恒例”になってきたところでしたが。特に、人々の発意で力を合わせて開催してきた企画を続けるためには、多くの皆さんの理解と支援が大切です。様々な光のオブジェの中には、NORAとして造形した竹と光・アートのオブジェも、毎年好評(?)。
その前で紙芝居や民話の語りをささやかに演じてきましたら、子どもや、保護者の皆さんから、「今年はまだやらないの?」「この子が楽しみにしているんですよ!」なんて嬉しい声。屋台であったかい飲み物、食べ物を「見定めている場合じゃないよ!」と仲間が呼びにきたり。屋台でも、NORAならではの神奈川野菜たっぷりの献立を用意。最近はプロ直伝のポタージュスープが大好評でした。
来年はどうなるかな?実行委員会の若い事務局長は、意欲満々で、こっちも元気が出ます。
野菜市のサポーターの皆さんが、畑を借りて野菜づくりを始めています。自分のために、家族のために、貴重な経験になることでしょう。生産者の皆さんと交流できるといいな。
私たちは今、食料自給率(カロリーベース)38%。海外に大きく依存しながら、食の“自由”を味わっています。自国で作れるのに作らず、世界の飢餓人口は8億人。農地も生産者も激減が続いています。米は売れず、大豆の作付も再び減少へ。野菜の生産者価格も毎年のように下落して、生産意欲はズタズタです。
それでも米の輸入は止めません。国内需要の一割以上が輸入米になってしまいました。
コロナ災禍以後、生産者の皆さんから提供された野菜をもとに廉価な「お楽しみセット」を作って、最近では100円でご利用をお願いしています。この売上げは、子ども食堂関係者の活動(お弁当の廉価販売など)にカンパしてきましたが、生活困窮する学生支援にも提供するために、支援チームの事務局と連絡を取ろうと考えています。
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■■心と体・社会の健康を願う創刊50年の月刊情報誌「食べもの通信」の定期購読をおすすめします。
信頼できる情報を共有して読者会を開いています。リモート参加もできます。
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読者会は横浜市南区「はまどま」にて第二月曜日夜7時から9時・参加費500円
■■「たけのま チャンネル」https://youtu.be/UCkeT-_yy0Y
(株)ファボリの展示・イベントスペース中区竹の丸「たけのま」から配信。第二土曜日午後5時から約30分です。三好が「神奈川県産野菜を食べよう!」と題してお話します。「神奈川の民話」もご紹介!その後はユーチューブをご覧ください。3時からは「縁側まるしぇ」と題してミニ野菜市も楽しく開きます。
(2020年11月30日 記 三好 豊)