第142回 釜飯仲間・おこげのお話

2020.10.30
神奈川・緑の劇場

『釜飯仲間』=おこげのお話=
~みんなのしあわせは、おいしさの先に!~

伊勢佐木町商店街が主催、中区役所が後援して開催してきたエコ・イセザキ「エコイベント&地モノ市』が20回目を目前にして開催見送りとなりました。コロナ災禍によるものです。「エコ商店街」として市内いくつかの商店街が取組みを始めて、今でも活動を続けているのは伊勢佐木町だけになってしまったと伺いました。

NORAは、当初は森の材などを展示しながら、森林整備の意義などをお知らせする企画で参加しましたが、2005年7月からは神奈川県内で頑張っている生産者を市民の皆さんにお知らせしたいと「地モノ市」と称して野菜市を催し、昨年まで続けることができました。はじめの何年かは夏と秋の2回開催していましたが、年々、夏の酷暑が進むようになると、昼間の商店街に人影がなくなる、などということになり、応援のスタッフの健康も心配になるありさまで、秋の1回だけの開催になりました。そうして丸15年が経過したのです。

商店街の有志各店舗では、ご自分のお店のお客様に農産物引換券をお配りし、その券で野菜をお求めになる方も大勢みえました。最初の何年かは、神奈川100%の企画など珍しかったのですが、やがて「地産地消」ということばも広がるようになり、近年は、年1回だけの企画なのに楽しみにしていただけるようになりました。

まったくの偶然なのですが、今年から始めた中区竹の丸の「たけのまチャンネル」と「縁側まるしぇ」にお越しのご婦人が、毎年、神奈川の野菜を買いに行っているとおっしゃるので詳しく聞いてみたら、なんと「地モノ市」に最近、数年間はリュックを背負って買いに行っていた、娘さんが伊勢佐木町で引換えチケットをもらってくるとのことでした。

ありがたいことです。嬉しいことです。はたしていつまで続けられるやら、と思い始めた一昨年ごろからの「地モノ市」では、「地モノ市も○○年、続けることができました。皆様、ありがとうございます。おかげさまで、生産者の子どもたちが、しっかり後継者となって頑張っています!」と大声でご挨拶させていただきました。

おいしい野菜をいつまでも作り続け、運び続け、料理し続けることができますように!

そうして食べ続けられるしあわせが,ずっとずっと続きますように!

 

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■■三好が「神奈川県産野菜を食べよう!」と題してお話します。
(株)ファボリの展示・イベントスペース中区竹の丸「たけのま」から配信。第二土曜日午後5時~30分。
その後はユーチューブをご覧ください。
「たけのま チャンネル」https://youtu.be/UCkeT-_yy0Y

 (2020年10月29日 記 三好 豊)