アラホバナ・稲穂の力

2018.1.3
映像の持つ力

    新穂(あたらしいほ)の花・稲穂の力

2018正月飾り

 みなさま。あけましておめでとうございます。自分の家に飾る正月飾りと、縄ないワークショップを始めて三年。昨年のワークショップは、2017・蒔田公園・光のぷろむなあど、で行いました。

17光新穂花
稲わらで縄をない、縄を稲わらで結わうだけ。丸く結いた縄に、お花や木ノ実、ビーズで飾りをつけ、クリスマスや正月飾りをつくります。

17光縄ない02

17光なわ足とまる

 今回は特別に刈りたて稲わらを用意することが出来ました。しかも友人が11月に手刈りしたての稲穂です。アラ(新しい)ホ(穂)バナ(花)。ワークショップの会場も稲穂で飾りつけ。

17光なわ店先

 お花やビーズも素敵なのですが、稲の実った稲穂は力があるようです。

17光縄WS大人

17光縄ひと

17光ブース

 光のプロムナードに行き交う方々が、ワークショップは参加しなくても、稲穂の前で足をとめ、声をかけてくださいました。

 

毎年あたらしくする正月飾り

18aお重稲穂飾り

これは、実家の御節料理のお重。お重箱を飾った稲穂を見て母が一言。「土の力を感じるねー。」なんて言うのです。普段そんなことを言わない都会育ちの母ですから、私も驚きました。飾った稲穂をみて、自然に言葉が湧いて来たそう。そして「わたし良いこと言ったわ」と自画自賛。(^O^)

2018正月飾り

さて、「正月飾り」どうして、毎年、新しいものをつくるのでしょう。?
上映会では、神事、行事で使う仮面など、手間がかかるのになぜ毎年新しくするの?とおっしゃる方も少なくありません。

稲わらで縄をなう。正月用の飾りをつくる。・・ 今年獲れた、あたらしい稲藁のあおい香り、頭を下げるように鈴なりに実る稲穂をみて、自然に土の力や、汗して作っている方の姿、今年も変わらす実ってくれていることの稀有さを感じてしまいます。

今年も正月飾りをつくる。・・ 自分の内側から自然に湧いてくる感謝や喜び。作るからこそ感じられれる、満たされた時間が成せることなのかもしれませんね。

 

はまどまミニシアター1月は関東の伝統文化特集

❶ 『旧岩澤家住宅の復元』(1990年 30分・撮影地 川崎市立日本民家園)

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photo(C)民族文化映像研究所

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photo(C)民族文化映像研究所

 

日本には日本独特の民家の作り方がある。岩澤家住宅は神奈川県愛甲郡清川村にあった江戸時代初期の民家。川崎市立日本民家園で昔ながらの工法で復元した記録。
(企画 川崎市教育委員会・制作民族文化映像研究所)

❷ 『新島の年中行事 – 正月行事 -』(1997年 30分・撮影地 東京都新島本村・若郷・式根島)(新島村博物館映像シリーズ7)

新島

photo(C)民族文化映像研究所

 新島には、古い畑作文化や海洋文化をほうふつさせる 古風な正月行事が伝えられている

12月、お正月を迎える準備が始まる。潮で清めた藁で年縄を作る。蓬とさつまいもを搗き混ぜたクサーナ餅もでき、船の舳先近くにつける波除けと同じ形をしたニクサリが神棚に飾られる。新年にやってくる歳神様を迎える歳棚を天井の梁から吊るし、吉方に向ける。各家の竈神や水神には家の当主が、各神社には当番が注連縄やお飾りを飾る。

上映会の詳細はこちらをご覧ください。https://nora-yokohama.org/join/?p=8762

 

おまけ。もう春は足元にきていますね

畑へ菊芋を採りに行きました!^ – ^!

18a菊芋大

菊芋

土の中でさっきまで、眠っていたカエルとツクシの芽。

18aかえる土筆

かえるとツクシ

 あ、カエルがどれか、分かりにくいかしら。写真上の方にいる、この子です。
菊芋の根っこの近くで寝ていたから泥だらけ。

18aかえるzoom

かえるにズーム

ごめんなさい。畑で菊芋を掘り起こした時に、近くで寝て居たカエルやツクシまで一緒に起こしちゃいました。ごめんね。

春はしっかり足元に来ていた。
あと数ヶ月後に、また会いましょうね。(^ ^)

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