01月14日 (日)|伝統文化に出会う上映会~『旧岩澤家住宅の復元』(神奈川)『新島の年中行事』(東京)
はまどまシアターは、原則第4日曜日、日本各地に古来より伝わる伝統的な生活文化の記録を上映します。
1970年代から2000年にかけて記録された民族文化映像研究所の貴重な映像を中心に上映します。地域風土の自然を巧みに利用する古い習俗や手仕事、受け継いでいる人々の思いが丁寧に記録されています。
映画を観たあとは、参加の皆さんとテーブルを囲み懇親会。
* * 神奈川産・個性派野菜の手作りスーイツか食事が付きます * *
「東京の島、 神奈川に根付く伝統文化の知恵」を特集
2018年は、1月14日(日)に上映会を開催します。東京の島・神奈川に連綿と伝えられてきた伝統文化を特集。受け継ぎたい、先人の知恵と心に注目します。
上映作品
❶ 『旧岩澤家住宅の復元』(1990年 30分・撮影地 川崎市立日本民家園)
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日本には日本独特の民家の作り方がある。岩澤家住宅は神奈川県愛甲郡清川村にあった江戸時代初期の民家。川崎市立日本民家園で昔ながらの工法で復元した記録。
日本には日本独特の民家の作り方がある。岩澤家住宅は神奈川県愛甲郡清川村にあった
江戸時代初期の民家。川崎市立日本民家園に昔ながらの工法で復元した記録。
家を建てるには種々の工程があり、それにともなった職人たちがいる。大工、鳶、屋根屋、鼓舞屋、左官屋、建具屋、畳屋。これら職人の作業工程を追い、日本人が暮らしてきた、たたずまいがどのようにしてつくられていくかを探ってゆく。
(企画 川崎市教育委員会・制作民族文化映像研究所)
❷ 『新島の年中行事 – 正月行事 -』(1997年 30分・撮影地 東京都新島本村・若郷・式根島)(新島村博物館映像シリーズ7)
写真
新島には、古い畑作文化や海洋文化をほうふつさせる 古風な正月行事が伝えられている
12月、お正月を迎える準備が始まる。潮で清めた藁で年縄を作る。蓬とさつまいもを搗き混ぜたクサーナ餅もでき、船の舳先近くにつける波除けと同じ形をしたニクサリが神棚に飾られる。新年にやってくる歳神様を迎える歳棚を天井の梁から吊るし、吉方に向ける。
各家の竈神や水神には家の当主が、各神社には当番が注連縄やお飾りを飾る。
大晦日の夜。ディ(仏壇と床の間のある奥座敷)に注連縄を張り巡らし、歳神様を迎える。氏神、恵比寿様、竈神、吉方なども拝む。
元旦、若水汲み。若郷では共同井戸から水を汲み、新年のお湯を沸かし、神棚に若水、仏には若水とお茶を供える。浜では漁師が波に洗われた砂、潮花(しょばな)をとり、浜や舟、家の北側にあるナンバドコロ(初漁の魚をまつるところ)に供える。
15日、正月行事の終わり。餅をつき、竹に刺して飾る。シーラダンゴと呼ぶ。赤ちゃんの初年の祝いもこの日にされる。
16日、歳神様の棚を納める。新島では「正月飾りは1月24日のカンナンボーシ(海難法師
)の風にあてるな」と言われ、20日を過ぎる頃までにはお飾りは浜や畑で燃やされ、正月が締めくくられる。
(企画 新島村博物館・制作民族文化映像研究所)
phpto(C)民族文化映像研究所
日 時
2018年1月14日(日) 15時/18時~上映(各回入替え制・開場30分前)
【昼の部】14:30開場・15時上映開始~17:00終了
上映後、懇談会を催します。(お菓子付)
【夜の部】17:30開場・18時上映開始~20:00終了
上映後、懇談会を催します。(夕食付)
場 所
はまどま(横浜市南区)
参加費
前売2,000円 当日2,300円(一般、会員共通)
共 催
お申込み
下記より、参加の回を明記のうえ、お申し込みください。
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