第91回 釜飯仲間・おこげのお話

2016.6.30
神奈川・緑の劇場

新鮮で美味しくて、作物本来の栄養に満たされた農産物が収穫できる大地は、人々が暮らすためにふさわしい環境だと思います。そのような作物は、生産者にのみ努力を強いても育むことはできません。大地を潤す雨も地下水も、作物を包む大気のありようも、生産者にはどうすることもできません。

豊かな森を守りたい、そこに暮らす生き物の営みを大切にしたい。そのような、里山の一角で静かに時を過ごしてみたい。しかし、都会に暮らす私たちが里山を活かすためにできることは何があるのでしょうか?

6月、「はまどま」のある地域では、人々が集い楽しめる企画が次々と用意され、あるいは、準備が始まりました。「蒔田公園ふれあいパークまつり」は、雨天にもかかわらず、多くの皆さんの来場がありました。出店参加も例年を上回る皆さんの参加があったのではないでしょうか?

大岡川アートプロジェクト「光のぷろむなあど」のキックオフイベントは、蒔田エコサロンの前庭でさわやかな風を感じながら、実行委員会メンバーの顔あわせ、今年の企画へのアイデア出しなど、飲み物やお菓子も用意されて楽しく歓談が進みました。

そして、蒔田カルタの続編「行事カルタ」の製作も開始されました。来春には、「歴史カルタ」と「行事カルタ」で大いに盛り上がるのではないでしょうか?

豊かな食文化と、心地よい自然環境。多くの皆さんが求めるものは、地域の人々の笑顔の輪が広がっていく先にあるように思えます。一部の人だけが、手に出来たり、過ごす場となるのではなく、誰もがあたりまえに暮らしに活かせるようにと願うのです。

「はまどま」も丸々、8年の月日が流れました。「都会の中の里山の入口」として、さらに機能を発揮できたらと思います。「はまどま」もまた、多くの皆様と一緒に場を育てていきたいと願います。

(2016年6月30日記  おもろ童子)