神奈川・緑の劇場 vol.22

2023.4.28
神奈川・緑の劇場

「食べもの通信」を軸に、繋がる人々のネットワークが楽しい!

=80万満たぬ子らにも初節句=

「食べもの通信」が届く。封を開けるワクワク感は読者会のおかげ。

NORA「食べもの通信」読者会は2019年に始めました。「食べもの通信」に紹介される料理をヒントにして一品作って・・・。などと意気込んでいましたら、コロナ禍になって中断。メンバーがホストになってくれてすぐにリモートでの再開ができたのは幸いでした。

料理は囲めなくなったけれど、遠方からのメンバーが加わりやすくなり、宮崎県や茨城県、イタリア・フィレンツェ在住の仲間も参加しています。とは言っても多くて7人~8人の参加です。まだまだ仲間が増えて欲しいし、特別ゲストをお招きできたらいいと思います。全国の皆様の、お試し参加はいつでも歓迎です。

今日は37回目でNO626/2023年4月号をテキストにしました。 毎月1回2時間。仲間とお互いの近況を交えて、時に脱線しながら意見、感想を出し合って、改めて考え、気づくこともあって、いつも話し足りません。でもそのくらいでちょうどいいのでしょうね。

『食べもの通信』は創刊53年目です。歳月の積み重ねを思います。

「食べもの通信」の創刊当時、全国各地の生活協同組合や、産直団体も次々と立ち上がりました。“有機農業”が始まってからも50年を超えました。食糧自給率の低下が大きくなり、食糧安全保障が議論されるようになってからでも50年はたっています。

4月号巻頭インタビューで藤井一至氏が「自国できちんと生産し、さらに国同士で得意な作物を交換することが必要です。そのためにも他国と仲良くすることが、食糧安全保障だと思います。」と言っています。まったく同感です。

50年。先輩たちが生み育て、繋げてくれた歳月は、たってしまえば瞬く間でした。 昨年生まれた80万人に満たない子どもたちの、未来を作ることができるのは私たちです。50年後のために、今、何ができるのか、何を50年後のために残したいか、と思います。

(2024年4月25日記 三好 豊)

三好 豊(みよしゆたか)

“50年未来づくりプロジェクト”を提唱します。
“もりびと”が木を植えて育てるように、子どもたちが社会の真ん中で活躍する時代のために、今日できることを一つずつ。老いも若きも一緒になって50年のちの日本の景色を想い描きたい。
1954年に生まれ父親の転勤により各地で育ちました。 1975年10月、杉並区阿佐ヶ谷南の劇団展望に入団。1982年退団して横浜に戻り演劇活動に参加してきました。1987年5月、(有)神奈川農畜産物供給センターに入職し、県内各地、各部門の生産者に指導を受けることができました。2004年に退職し「神奈川・緑の劇場」と称して県内生産者限定の野菜の移動販売を始めました。NPO法人よこはま里山研究所・NORAの支援はたいへんに大きく、これからも都市の暮らしに里山を活かす活動の一環として生産者との関わりを大切にしたいと考えています。また(株)ファボリとその仲間たちとの繋がりには、心躍るものが生まれています。