第48回 釜飯仲間・おこげのお話
2012.11.1神奈川・緑の劇場
ハロウィンパーティーの盛り上がりは、いよいよクリスマスイブをも凌ぐ勢いだそうですね。まあ、クリスマスイブのほうが低調な傾向になっているということもあるのでしょうが。
今年も、10月の最終の土曜、日曜には、さまざまなイベントが集中し、興味をひかれる催しも一つや二つではなく、体が幾つあっても足りない、とぼやいた諸兄も少なくないことでしょう。
ところで、ハロウィンパーティといえば、仮装がつきものらしく、特に子どもたちはお化けに扮して家々を廻り、お菓子をいただくとか。
大人たちの仮装行列も年々盛んになっていますが、はたして、神奈川以北では、どうなのだろう?東北や北海道では?本場、アメリカでは?
寒くても、これほど盛り上がるのだろうか?と思ってしまったのです。
と言うのも、この時期の神奈川の気候は、20年前とは、すっか変わってしまいました。当時、イベントのチラシ配布、ポスターはりを寒さに凍えながらやっていたので、よく覚えています。
当時なら、よほど、寒さ対策をして臨まないと、仮装行列どころではなかったことでしょう。今のハロウィンパーティの盛り上がりは、気候変動がもたらしたもの、と言っても過言ではないかもしれない!
(たぶん、過言でしょうが。)
今までも、これからも、時代は激変期にちがいありません。
NORAの”はまどま”という、小さな窓から世の中を見つめ、変わらないもの、変えてはならないもの、甦らせたいものを見極めてみたいとも思います。
どんなに人の世が慌ただしくとも、秋の実りは、自然の移り変わりと共に訪れます。
今年、10月27日土曜日は、旧暦九月十三日、十三夜の”栗名月”でした。太古から、変わらぬ輝きに包まれて、ひとときを過ごせたことは幸いでした。
(おもろ童子)