第49回 釜飯仲間・おこげのお話
2012.11.30神奈川・緑の劇場
リトアニアの17歳の少女の話です。
小児科医をしている母親が日本で開かれる学会に出席する、と言うので、学校を休んでまでして日本についてやってきました。日本に、たいへんに強い関心がある、と言うのです。
11月25日(日)は、”はまどま”で『お話の会~はまどま劇場~』でした。いつも夕食には、神奈川野菜尽くしの献立を用意しています。
当日の午後、Nさんから、通訳しながら日本をご案内する方も含めて3人、食事だけの参加を打診され、即答で、ぜひ来てください、と返答しました。
以前、”夕食だけ参加したい”と初めて問い合わせをいただいた時には、想定していなかったためにお断りしてしまったことがあります。
その後”食事だけの参加もありだなあ”と思い直していたら、また食事だけの参加希望の方が。その方は、その後、”神奈川野菜の食事会”に参加していただいたり、他でもお目にかかれるようになりました。
さて、リトアニアの母娘。たいへん満足してホテルに戻られた様子でした。
お話の会~の時は、はまどまの床にゴザを敷いてテーブルは座卓にしています。
いつもの羽釜で炊いた御飯はカブの葉っぱと椎茸の塩菜飯。
生野菜は、サラダほうれん草、レディサラダ(赤大根)、かぶ、きゅうり、そこに柿をスライスして、茹でたカリフラワーを添えました。味つけは、白梅酢と、カボスの果汁を振りかけました。
汁物は、椎茸とひらたけのキノコ汁に、大根一本をおろして加えた味噌汁。他に、とうがんとキャベツ、人参の炒めものの醤油味のあんかけ、安納種の薩摩芋をふかしただけ…という具合で、いつもの”野菜ばっかり”です。
10月にも”はまどま”にタイと、ドイツからの方をお迎えし、特にドイツの方は、日本の地方や庶民の文化、里山にも関心が高い様子でしたので、さあ、リトアニアからの少女は、日本のどんなことに興味があるのだろう?と尋ねてみると、”アニメ”でした。なるほど、日本のアニメ!
何がきっかけになるかは誰にもわかりません。アニメから、巡りめぐって、日本人でもあまり食べないような献立に触れていただきました。
もちろん、日本人の一般的な食事ではないことは、通訳の方がしっかり説明しています。そう、通訳の方がニコニコと、とても嬉しそうでしたので、また来てくださるようにお話しましたところ、なんと、歩ける距離にお住まいでした。
11月も、”はまどま”から、何人もの皆さんとの出会いが生まれました。”はまどま”で出会った人たちが、その後親しくされているのも嬉しいことです。
伊勢佐木町”地モノ市”のボランティアに参加してくれた皆さん!
南区横浜橋の酉の市に繰り出し、”友だちの友だち”でご一緒した皆さん!
鎌倉の”ジャックと豆の木”で催された、かっちゃん(勝野真美さん)の所属するグループの作品展にも、何人もが集い、アーティスト仲間からは、野菜仲間、里山仲間と呼ばれているとか。
2012年は、いよいよあとひと月。そして最後の最後に、日本の未来にかかわる大切な総選挙。16日(日)は、午前中に投票を済ませなければ大忙しです。
正午から3時までは、Chojiさんのライヴです。彼も大切な出会いを重ねています。出会いから生みだした歌の数々を、出会った仲間たちに囲まれて披露する貴重な機会です。
横浜西口、サムズアップにぜひ集いましょう!
そして、夕方からは、蒔田公園に戻って、地域の皆さんが半年以上前から準備してきた“大岡川・光のぷろむなぁど”に!
http://yan.yafjp.org/pickup/44837
寒い夜かもしれないけれど、子どもたちの心にいつまでも暖かい光が灯りますように!
そして、華やかさが遠退いた後の、片付けに多くの人手が欲しいのです。ずっと頑張ってきた地域の女性たちは、明日に備えて家族のためには早く帰宅したいところです。ひとりでも多くの皆さんのご助力をお願いできれば、来年への意欲につながることはまちがいありません。
☆片付けにご協力いただける方がいらっしゃいましたら、お名前・電話番号・メールアドレスを明記の上、こちらのアドレスまでご一報いただければ幸いです。詳細を御連絡いたします。(◎を@に変えてください)
doma◎nora-yokohama.org
2012年も、たいへんにお世話になりました。
来年も、どうぞよろしくお願いします。
皆様が健康でよりよい年をお迎え下さいますように、心より、お祈り申し上げます。
(おもろ童子)