第38回 釜飯仲間・おこげのお話
2011.12.31神奈川・緑の劇場
仲間と話していました。
「はまどま」が地域の人たちの集う場になるといいよねえ。子どもたち、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん・・。老人会で「朗読」させていただいた時、Hさんに「あら!あなたが朗読を?」って笑顔で声掛けられてうれしかったなあ。Hさんのように、皆さんが「はまどま」を訪ねてくださるように新年もがんばりましょうね!
2011年12月31日。「忘れたい年、忘れられない年、忘れてはならない年」とラジオから聞こえてきた師走。今日は大晦日の午後2時。実は、このコラムの〆切りを二日も超過しています。編集・送信作業をするMさんには大変申し訳ない! ならばいっそ、大晦日ならではの「はまどま」と、その周辺の点描!・・・と思って外に出たら、そこにHさんが!
「今、噂をしてたのですよ!」
と中に招きいれ、
「よかった! 会えて。今年は最後の最後までお世話になったわねえ」
「こちらこそ!」
NORAが町内会に加入してまもなく2年。ご町内とその周辺に顔見知りの方が次々と増えました。
「はまどま」の前の道の真ん中に出て周辺を見回すと、この道で出会った人々の姿がよみがえります。町内の皆さんが、この道を西に向かったのは秋でした。NORAの「かっちゃん」こと勝野真美(まさみ)さんがデザインを担当した町内会揃いのTシャツはエンジと紺色の二種類で桜の花の柄。そのTシャツを着て宮宿花一・二丁目町内会は連合町内会の運動会「健民祭」で大奮闘でした。
「はまどま」前の道を、東にまっすぐ行くと、首都高速の橋げたがあり、行きかうトラックの屋根だけが見えています。この橋げたを、ライトアップで彩った蒔田公園の「光のぷろむなぁど」に地域の皆さんが大勢集ったのは、つい2週間前のこと。
NORAは竹細工チームが竹灯籠の灯りを披露。カメラを構えた人たちに囲まれ、撮影会のようでした。
ブースでは、小型の卓上型竹灯籠と竹の一輪差しを販売し喜ばれました。町内会の屋台では販売スタッフに参加。そして撤収作業に加わりました。町内の役員の皆さんはここでも頑張っていましたが、やがて、暮れもおしせまってくると、年末の防災活動「火の用心」で町内を巡回です。
何年ぶりかの、しっかり冷え込んだ夜中の道を拍子木の音と掛け声が近づいてきます。一昨夜は、町内会長はじめ顔なじみの皆さんが「はまどま」の灯りを見て訪ねてくださいました。嬉しいことです。
DONDON商店街の「おむすび弁慶」さんは、2011年から始めた「朗読の夕べ」の仲間としてNORAの会員にも加わってくれました。昔を知る彼曰く、
「蒔田公園はすっかり変わっていい公園になりましたねえ。木々が育って草花が咲いていて、子どもたちの遊具に小高い丘があって、隣接する大岡川への親水デッキはカヌーの船着き場にもなって。ほんとにいい公園になりました。」
人口370万人の横浜市は日本の総人口の3%近くが暮らし、市民一人当たりの樹林地面積は6㎡。特に「はまどま」のある南区の緑被率は市内最低だそうで。
「はまどま」前の道からは蒔田公園の木々の梢もかいま見えます。その公園で、震災支援のフリーマーケットに参加したのは初夏でした。8月には、盆踊りに合わせて、竹の流しそうめんの装置づくりを協力させていただき、竹を組み立てるのに町内の男性陣と力を合わせることができました。ささいなことでも”一緒に作業をする”ことは、なにより心を通わせることにつながりますね。
2012年になると、夏祭りでは2年ごとの「お神輿」が土曜日、日曜日に出ます。担ぎ手が足りず、特に土曜日には神輿を出せない年が続いたとか。今年のカレンダーは日程が微妙で正式決定の知らせを待たなければなりませんが、8月はNORAの総会もあり、日程を調整して神輿担ぎへの参加を呼びかけたいところです。
「はまどま」のお向かいのIさんが町内の神輿を製作したお宅です。それはそれは見事な細工のお神輿です。お神輿は、Iさん宅前で、つまり「はまどま」前で停まります。冷たい飲み物を用意して待ち構えたいですね!
夏まつりと言えば、蒔田公園で7月末に開かれる「南まつり」。ここでは盆踊りも開かれるはずです。みんなで「浜っ娘音頭」をデビューさせなければなりません!
さらに9月には、やはり2年ごとの「町内会のバス旅行」があります。前回はバス3台で大井川鉄道への旅に参加しました。昼食のお寿司の食べ放題では、限られた時間でたくさんお寿司を注文するために同じテーブルの皆さんとまたたくまにチームワークができあがったのが忘れられません。楽しい旅でした。前々回はバス4台で静岡にいちご狩りだったとか。日帰りでも一緒に旅をすることも親しくなる良い機会ですね。日程が決まったら、NORAの会員・会友にお知らせします。ぜひ、一緒に行きましょう!
「はまどま」は、2012年も笑顔が広がる楽しい企画を催していきます。皆様、どうぞお越しください。
【おもろ童子】