釜飯仲間

第26回 釜飯仲間・おこげのお話

2010.12.25
神奈川・緑の劇場

 神奈川野菜の食事会も順調に開催できれば、2011年末には60回になるはずだ。

「はまどま」に、神奈川野菜の食事会などを通して”同じ釜の飯を食う”釜飯仲間が集い、広がっていく。一度限りで会えなくなる人もいる。ほとんど毎回駆けつけてくれる人もいる、半年、いや一年ぶりの人もいる。仲間が仲間を誘って、新しい仲間との出会いがつながっている。

横浜からはるか遠くへ移住する人や、仕事が変わってなかなか会えない人がいると、なぜか懐かしいし、新しい人生に幸多かれと祈る気持ちにもなる。

食事会で供する野菜たちとの出会いも一回限りなら、食事会で出会う「仲間たちの組合わせ」も二度とない”一期一会”。そんな思いで、色紙を用意して一筆お願いしている。

2010年は、そんな色紙への一言に、身近な「町内会」メンバーや、地域で活動する仲間たちが加わってくれた。

地域でイベントがある。例えば、神輿を担ぐ、そこに「はまどまの釜飯仲間」がいる。

町内会の「餅つき大会」がある。そこに、餅を返す「はまどまの釜飯仲間」がいる。
12月には、地域の子どもたちを中心にした「手づくりの光」のイベントが行なわれ、「はまどまの釜飯仲間」たちもそこここで活躍していた。

まだまだ、「はまどま」の活動はたどたどしい。それでも「はまどま」を必要としたり、「はまどま」での集いで笑顔を取り戻すこともある仲間たち。

「生きづらい世の中」と言われ、多少は、経済至上主義万能の生き方ではない、のもあるよ、と見直され始めたとはいえ、不器用に違いない仲間たち。

2011年の「はまどま」そこは、仲間・おいしい食事・歌・アート・野菜・竹・生きている「場」・つながり・もちろん里山!…そんなキーワードがたくさん発見できる場にしよう!

(おもろ童子)