釜飯仲間

第23回 釜飯仲間・おこげのお話

2010.9.30
神奈川・緑の劇場

今「はまどま」に行くと毎週何かが変わっている。その何かとは?

竹細工だ。

何に使うのだろう?竹細工の材料が置いてある。編みかけのこれは…ザルになるのかな?カゴ?が、壁から下がっていることもある。やがてこの編みかけの作品が綺麗な…あまりにも綺麗な「道具」となって姿を現す。

手仕事って美しい。それが仲間が積み重ねてきた成果であればなおのこと胸にこみ上げてくるものがある。

良かった。

「はまどま」というNORAの拠点を持つことができて。

毎月の「神奈川野菜の食事会」で出会うたくさんの笑顔だけでもそう思う。「はまどまは私のオアシス!」という仲間もいる。初対面でも、心をハダカにして、ここでは話していいんだって気分になってしまうらしい。

食事会には、たまには生産者も参加するが、作物を通して生産者はいつも参加している。食事会のことは伝えているし、食事会向けに時に作物のカンパを頂くことも少なくない。

そして、とうとう!羽釜を頂いたのだ!

ここ最近の食事会では、生産者から羽釜を借りてごはんを炊くようになった。参加人数が増え、人数分の米を炊く大きな炊飯器がなかったし、何しろ”同じ釜の飯を食う”を地で表現できるし、羽釜で炊くご飯は、みんながニコッと笑顔になる。

ところが、いつもお借りするK家とH家の2つとも、数十年の雨露霜雪に耐え…いや堪えかねて悲鳴を上げていた。例えばフタの取っ手がモゲて、羽が割れ、ヒビが広がっていたのだ。

いよいよ自前で手に入れなくては…その矢先、K婦人のご実家に眠っていた貴重品を頂けると言う…しかも以前のものよりかなり綺麗で…申し訳ないと思う。

今年の夏は暑すぎて、9月も22日まで酷暑が続き、新しいことにトライしたり、もう一段石を積み上げるのが辛かった。

“新しい試み”を9月23日(秋分の日)にトライしたら、とんでもない大雨に見舞われた。

http://blog.choji.jp/?eid=1065754

その分、あと残り三ヶ月の2010年を大切にしたいと思う。

「はまどま」の竹細工の道具に竹ざおがある。横浜港に流れ出る大岡川が「はまどま」の近くに流れていて、そこでスズキの幼魚セイゴが釣れたこともある。今、うなぎを獲る仕掛けも製作中だ。
10月7日は潮まわりの良い昼前から「ハゼ釣り大会」を実施して、夜の食事会で料理する予定だ。

次回、良い釣果を報告できればと思う。

(おもろ童子)