第21回 釜飯仲間・おこげのお話
2010.8.1神奈川・緑の劇場
ついに見てしまいました。目を合わせてしまいました。多分…2メートルとは離れていませんでした。
相手は白い鼻筋が特徴的な”ハクビシン”。場所は金沢区、富岡西の住宅街。
農作物の被害が深刻なことは何年も前から耳にはしていました。実際、私たちの仲間の農家でも、味が良いと評判だった枝豆へのあまりの被害の甚大さに、今年は作付け面積を10分の1以下に減らしてしまったほどです。
そういえば以前「はまどま」の前で、闇の中に目を光らせるアライグマとおぼしき輩と遭遇したこともありましたhttps://nora-yokohama.org/satoyama/005/post_64.html。
しかし、白昼の住宅街で、間近にハクビシンと顔を合わせた驚きと居心地の悪さ…ネコ達に出会うのとは全く違う不気味悪さに襲われました。
いったい、この住宅街に何匹ぐらいが、何をエサに暮らしているのか…どこに巣があるのか…彼らによる病原菌などの伝染の恐れはないのか?
◆ハクビシンによる被害
http://npo-hakubishin.com/higainitsuite.htm
話は変わりますが、今年のエイプリルフール、4月1日。『「はまどま」の近くを流れる大岡川に子どものワニが泳いでいるって、ニュースで言っているよ!』とメールをしました。
ついでにその子を追って、母親ワニがベイブリッジ付近を高速で泳いでいるというニュースの続報が…と。これ、もちろんウソですが、ちょっとメルヘンチックで結構ウケました。そしたら先日、長崎の諫早湾でホントにワニが3匹!泳いでいたそうで…。
で、長崎の現場では、川に近づくなとか、相当緊張した対応がされたらしく、現実の厳しさを垣間見る思いでした。
今、「はまどま」には竹細工の仲間たちの手作りの釣竿が5本あります。”大岡川でハゼ釣りを!”と彼らは意気込んでいます。釣るよりも食べることに興味津々の「釜飯仲間」は、彼らの釣果を心から楽しみにしています。
とはいえ、もちろんワニを釣ることなんて願ってはいないし、ましてや竿を振るったらアライグマやハクビシンが針に引っかかった!なんてことがありませんように…。
(おもろ童子)