第19回 釜飯仲間・おこげのお話
2010.6.1神奈川・緑の劇場
Mさんからの思いがけない電話でした。
「食事会のとき、皆さんに伝えてください。苦しかったり、辛かったり、悲しかったり、人に言えない思いを持っていても、皆でメシを食おう。はまどまに顔を出そうって。」
第40回を迎える「神奈川野菜の食事会」。同じ釜の飯を食う仲間たちの笑顔が嬉しくて続けています。でもNORAって何をしたいのか、何をしているのか分かりづらいと言われることがあります。
例えば土星の輪っかのドーナツのような…NORAとつながる人の数だけ、命の数だけ、笑顔の数だけやりたいことがある、やっていることがある…それでいいと私(おもろ童子)は思っています。
小さなレストランを経営するMさんの電話は続きます。
「僕らにできることはしれているけれど、たった一杯のコーヒーでも、もしかしたら誰かの生きる元気になれるのかもしれない。いやきっと誰かの役に立っているんじゃないか…。」
神奈川野菜の食事会で皆で食べる野菜のひとつひとつは、身近な生産者と心でつながっているものばかり。生産者から都会の片隅で暮らすひとりひとりに向けて、心と心が重なって、手から手へつながって、そして誰かの命を支えている。きっと。
今は「笑顔」がどんどん貴重になっていく、とんでもない時代なのかな?
「神奈川野菜の食事会」は、NORAの会員と会員紹介の方限定の集いですが、生産者とつながる食事会が、日本中に広がることを願っています。
※食事会の様子
https://nora-yokohama.org/mura/hamadoma/kanagawayasai_syokujikai/
(おもろ童子)