第140回 釜飯仲間・おこげのお話

2020.8.30
釜飯仲間・おこげのお話

「釜飯仲間」=おこげのお話=
国連「家族農業の10年2019年~2028年」
そして新型コロナウイルス災禍の中で

「里山の恵み・伝統文化に出会う上映会」は、民族文化映像研究所が製作した100本を超える記録映画の作品群を上映しています。2019年は、2か月に1回のペースで上映してきましたが、コロナ禍のため上映を見合わせてきました。8月31日(月)に再開、第一回の上映会を企画しました。

以前、「竹に暮らす」という房総半島の竹細工職人の暮らしを記録した作品の上映会に、千葉・木更津で農業と音楽、そして竹細工の指導をしている30代の力みなぎる男性が東京湾アクアラインを越えて参加してくれました。いつも、上映後には、懇談会を催します。この日は10名を超える参加者があって、懇談会も盛り上がりましたが、脱プラスティック問題と竹細工を指導、普及することとの関わりについてどう思っているのかお尋ねすると、「そのために、今から竹細工を広げたいと思っているのです。30年後には、竹細工が暮らしにあたりまえに使われる時代がきます!」と言うのです。

私は、この言葉をたいへんに心強く聞きました。私にとって30年後は無いでしょう。しかし、幼い子を育てている彼にとっての30年後は明確な目標を描けるのです。

そうして、30年後に自分がいようといなかろうと、若い世代、子どもたちの未来のために、できることをしよう、とキッパリと思えるようになったのです。

彼に限らず、元気ある若い世代の人たちとの出会いは、勇気をもらえます。自分の心の中の“バリア”のようなものを消すことができるようになると、不思議です。幼い子どもでも、はるかに年配の人たちでも、会話が楽しいのです。以前よりも肩の力が抜けて、相手の目をていねいに見て話せるようになったのです。

野菜市を始めて、まもなく16年。始めたころには苦にならなかった作業も、衰えた体ではたいへんに辛いです。まして酷暑は。

しかし、以前からのお客様、初めて立ち寄って下さったお客様、日を過ごすごとに、野菜市が楽しいと思えます。なにより、子どもたちが来てくれることを嬉しく思います。

※※心と体・社会の健康を願う月刊情報誌「食べもの通信」の定期購読をおすすめします。
信頼できる情報を共有して読者会を開いています。mail:tabemono@trust.ocn.ne.jp

ホームページ:http://tabemonotuushin.co.jp第二月曜日夜7時から9時・参加費500円

※※「たけのま チャンネル」https://youtu.be/UCkeT-_yy0Y

(株)ファボリの展示・イベントスペース「たけのま」から配信。第二土曜日午後3時から約1時間、三好が「神奈川県産野菜を食べよう!」と題してお話します。その後はユーチューブをご覧ください。

(2020年8月29日 記 三好 豊)

釜飯仲間・おこげのお話