第19回 秋の知らせ ☆ 富士山と秋茗荷
2018.9.1映像の持つ力
さて、超猛暑の8月。畑の出来はどうですか? 稲の穂は順調に成熟していますか? キュウリは、この40度の猛暑続きで干上がり採れなかったという声をよく聞きます。
この写真は秋茗荷(ミョウガ)。立秋も過ぎた8月29日。生い茂る草の根元から茗荷が顔を出ししてくれました。まだ猛暑を思わせる日差しが続いてますが、土の中は秋に向かって動いているのですね!!。
この秋茗荷が育っている畑を紹介しますね。ここは、かつて田んぼでした。天水だけで稲を育てていた田んぼ。そこに土を入れ畑に変わりました。わたしたちのノラ作業は手でできることだけ。タネの多くは自家採集。機械は使いません。
野菜が自分で育つのを人が手伝っているだけの畑なのですが・・・。
水やりは天水だけ!! 畑が家から離れている場所での週末ノラしごとだから、水やりがしたくても、できないのです。天水の他に、朝露の助けを借ります。草は作付けするところ以外は生い茂ったまま?に見えますが、適度に草刈り。作付けする畝の草は刈り、種まきや苗付けします。
表に土が出たところに、刈った草をお布団のようにかぶせると・・。枯渇を防ぎ、猛暑の日差しから表土を守ってくます。そして回りに茂る草があることで、朝露が土をなんとか潤してくれます。
これが功を奏したのか? この高温注意報の中でも、ありがたいことに草につく朝露が表土をうっすら潤しています。市場で品薄になっている今の時期でもキュウリがよく採れる!
とは言っても、日陰でも38度近い中での草刈りは、しんどかった。(T_T) ほんの少し、夕方に涼しさを感じ始めた、畑の帰り道。富士山がお姿をみせてくれました! 9月を前にして、季節は秋に向かっているのですね。
4年目のイチジク。どの枝にも均等に実りましたが。いつまでもあおく、8月に入り、ようやく週ごとに2粒づつ採れる程度。果たして熟すのか?!!。あおいままで終わるか心配の日々でした。なんと心配をよそに、先週、一度に26粒も熟していたのです!!
植えて以来の豊作。万作!!。味は・・、なんて甘いのでしょう、ジャムやコンポートみたい。
イチジクは、まだまだ、100個以上が枝で熟すのを待っています。わたしのような週末のノラ仕事は、何規模農業に入るのかしら?
世界の食糧の 8 割は、「家族農業」によって生産され、世界の就業人口の 4 割が「家族農業」に従事しているのだとか。国連では世界の食糧安全保障は「家族農業」によって成り立っているとして、2030 年までを「家族農業」の 10 年とし、世界にその重要性を呼びかけています。
たしかに、小規模農業。わたしたちは自然の中で生きているのだから、とても大事な仕事ですよね。日本の小規模農業の悩みは、売る仕組みが出来上がっていなことでしょうか。でも何やら関西のベンチャー企業が、流通の弱い地方の小規模農業でも、小売に参加できる仕組みを提供しています。
☆9月のはまどまシアター、里山の恵み・伝統文化に出会う上映会は「家族農業」「小規模農業」をテーマにした特別上映会を行います。
上映会のあとは、恒例の、三好さん手作りの「家族農業」で作られた野菜のデザートやお食事を囲みます。神奈川県内の「家族農業」のお話や、小売の新しい仕組みのことや、会社で仕事しながら週末ノラ仕事でどれだけの野菜がつくれるのかと言ったお話しなど、わいわいできたらと思います。みなさんのご参加、お待ちしています。(中川美帆)
追伸 ❤️ ❤️ ❤️
26個収穫できた一週間後。なんと!! さらに65個も収穫できました。ありがとう☆ (*^o^*)
9月30日(日)、はまどまシアター、里山の恵み・伝統文化に出会う上映会
ドキュメンタリー映画『未来を耕す人々」(57分)原題:Those who sow/日本語字幕版
☆ 上映料は無料!! 会場費・資料代として1,000円のご負担をお願いします 。
☆ 神奈川県内の「家族農業」で作られた野菜の、おやつまたは食事付き懇親会あります!(上映後、参加自由)
日 時
2018年9月30日(日)15:30~、18:30~(開場30分前、各回入替制)
[昼の部 ] 15:00開場、15:30上映開始~17:30終了
[夜の部 ] 18:00開場、18:30上映開始~20:30終了
場 所
はまどま(横浜市南区)
上映会の詳細、お申し込みはこちらのページまで
https://nora-yokohama.org/join/?p=10842