世の中に一つだけ、カラムシ織りコースター
2017.4.29映像の持つ力
世の中に一つだけの「からむしのコースター」をつくる
ワークショップに参加しました。
と言っても、左は、からむし(苧麻)ではなく麻。
藍染された麻地に刺し子がされた今で言う靴カバー。
福島県昭和村で使われていたもの。これをお手本に
考えられたのが、右の「からむしコースター」
ふだん裁縫しない人でも作れるように考えられたもの。
場所は馬喰町のギャラリー
“アムコ カルチャー&ジャーニー”さんにて。
世の中に一つだけの「からむしのコースター」づくり
ワークショップの先生は、昭和村でからむしを通して
昭和村の魅力を伝える活動をしている “ 渡し舟 ”の
渡辺さんと舟木さん。
昭和村・からむしと言えば・・・。はまどまシアターでも上映した
「からむしと麻」。この映像でわたしたちがみた昭和村の姿を
今に引き継ぐお二人です。
撮影当時の1986年は、まだ、昭和村に暮らしながら
からむし織を体験できる織姫・彦星制度がなかった頃。
農作業や手仕事は個人事業主のようなもの。
それぞれが独自の工夫で技術を磨き、積み重ねた技は
家族へ継がれていく。
簡単に教えてもらえるものではなかったことでしょう。
ですが、何と!!!
映像制作から、約30年後、東京で「からむし」に触れ、
からむしでの布にからむしの糸で刺し子が出来るなんて ♡♡♡
ただただ、ここまで、過疎化そして、伝統技術の継承という
課題に尽力された福島の奥会津・昭和村のみなさんに
頭がさがります。
(その割に、雑な刺し子ですみません。)
コースターだから、コーヒーの器を乗せるとさまになるかしら。
「からむし」糸うみ実演をする渡辺さん。
毛羽立つ繊維をまとめるのには、
つばが一番よいのだとおっしゃいます。
素敵です!!
技とともに、その心も受け継がれいますよね?
* * * *
「からむしと麻」(民族文化映像研究所制作)の映像を予習にして
昭和村へからむし体験しに行きました〜。
という声も聞きます。
映像と「今」がつながる瞬間。映像の力、人の力を感じます。
5月のはまどまシアターは5/28「アイヌの丸木舟」
神奈川野菜をつかった美味しいデザートやお食事を囲みます。
詳細、お申し込みはこちらまで。
今月も、みなさんのご参加をお待ちしています!