自然エネルギー・水車のある風景
2017.6.3映像の持つ力
5月の上映会は『 使う人 = 作る人 』がテーマ。上映作品は予定していた「アイヌの丸木舟」の他に「標津・竪穴式住居をつくる」を上映しました。
6月25日の、はまどま劇場でも ❤︎ ボーナス上映 ❤︎ を継続しますね!!
『 川越まつり 』と『 薩摩の水からくり 』の2作品を取り上げます。
* 水車の動力を利用し、からくり人形を動かす!
「水は高いところから低いところに流れる」この基本を活用した水車の動力。
水車のある風景。精米の脱穀や製粉で利用していた、水車のある風景を見つけることは簡単ではなくなりました。
今でも、「水車米」が作られていますから、水車を道具として使っていることを意識することができますね。
田んぼに水を届けたり、精米などに水車を利用する衣食住の「食」だけではなく、「喜び」「楽しみ」娯楽の時間にも水車は使われていました。
・・>> 水車を動力源として使い、からくり人形で舞台を表現します。
6月25日にはまどまシアターで上映する『 薩摩の水からくり 』では、水の力を利用しからくり人形の舞台を表現します。
水車米は、優しい水流で杵を打つためお米の温度が上がらずお米本来の味わいをいただけると言われていますね。
先輩たちは、生活に必要なものは自分たちの身近にあるものを利用し暮らしてきました。大規模の機械化と比べ、大変な作業の数々ですが、その先にある満足感という点では、何も変えられない体験をなさっているのかも知れませんね。
** 自然を利用した暮らしで育まれてきた、緻密な技術力、そして芸術。
自然一年の節目で行われる年中行事は、私たちを生かしてくださる存在への感謝の機会。
朝、東から陽がのぼり、定刻に鳥が鳴き始め朝を迎える。春がきて夏を迎える。今日もこの、当たり前に、自然の摂理が運行してくれている。そのことへの感謝。
生活の技術がまつりの技術を支え、余興も演じ、お互いに喜び合う。神様も喜び、来年もまたわたしたちの暮らしに恵をくださる。
地域に根ざして暮らす人が操る、自然を利用した緻密な技術力、芸術を育む暮らし。
6月25日の、はまどま劇場で上映する『 薩摩の水からくり 』・『 川越まつり 』で、ご覧いただけます。ぜひ、ご一緒に観ましょう!!
詳細は、お申し込みはこちらのページをご覧くださいませ。
*上映作品クレジット
『 薩摩の水からくり 』(企画 鹿児島県教育委員会・制作民族文化映像研究所)
『 川越まつり 』(企画 埼玉県教育委員会・制作民族文化映像研究所)