第95回 釜飯仲間・おこげのお話

2016.11.1
神奈川・緑の劇場

大人たちが、子どもたちと一緒に楽しむ行事が「はまどま」のある蒔田界隈でも続きます。

10月31日(月)は「ハロウィン」でした。

一日前の30日(日)町内の七か所を子どもたちが周ります。「トリック・オア・トリート!!」と子どもたちが声をあげて、そのうちの一か所「はまどま」にもやってきます。「ハッピーハロウィン!」と応えて、子どもたちにお菓子を渡すのです。

まさか「ハロウィン」と、このように関わることになろうとは!そして、こんなカタチで子どもたちを「はまどま」に迎えることになろうとは!

この稿を書いているのは10月29日です。明日は、「はまどま」の奥のオクまで、子どもたちに入ってきてもらえるように(つまり、お菓子は奥に入らないともらえないように)仕掛けましょう。子どもたちが、また「はまどま」を訪ねてくれるように。「はまどま」を面白いところ、楽しいところ、と思ってもらえるように。

まるで、おじさんは、日本昔話の泣いた赤鬼です。「はまどま」に子どもたちを迎えたい、と紙芝居や絵本、民話などを用意してもう8年ほどにもなるでしょうか。なかなか迎えることは難しく、おじさんのほうから出かけていくようになりました。今では、蒔田小学校の放課後キッズクラブに伺って、紙芝居を演じています。最近は、神奈川の民話の語りもさせてもらっています。

「野菜のおじさん」「紙芝居のおじさん」そして「民話のおじさん」です。おじさんは、いつのまにか、おじいさんになりました。

12月10日(土)・11日(日)は、大岡川アートプロジェクト「光のぷろむなあど」です。今年のテーマは「アート&サウンド」。できれば、自然の音を光のアートの中で表現できたならば、ということです。“民話の語り”“紙芝居”なども、きっと今年のテーマにマッチするのではとのこと。

竹を骨組みの素材にした、光のドームを蒔田公園に展開したいともくろんでいます。昨年は、一つのドームを作りました。「光の胎内」と名付けました。ことしは、大小いくつかのドームを作ってみたい、それぞれのドームでそれぞれの企画を催してみたらどうだろう?ここにきて、もしかすると地域の皆さんの協力をいただけるかも、という話も届いてきました。そうなれば、「竹を使った光のドーム」が一気に広がるかもしれません!

その光の中で、大人も、子どもも一緒に楽しめる夜になればと思います。

あなたも、ご一緒にいかがですか?

今年、神奈川・横浜では、全国ニュースのトップに、繰り返し報道されるような、悲しい、辛い、事件・事故が続いてしまいました。今度は交通事故です。蒔田のすぐ近くの上大岡で、幼い男の子が犠牲になりました。さらに、10人以上が怪我を負ったといいます。上大岡の上空では、報道機関でしょうか、ヘリコプターが激しい音を人々の頭上に響かせて不安にさせました。そして今日は、緑区でも大きな事故がありました。

2016年もあと2ケ月。穏やかな日々を取り戻し、続いて欲しいと願います。

(2016年10月29日記  おもろ童子)