長ナス寿司~小沢耕一さんの長ナスで(1杯目)
2016.8.30神奈川野菜で大盛りNORAご飯
【長ナス寿司~小沢耕一さんの長ナスで~】
メルマガ100号を記念して始まりました「神奈川野菜で大盛りNORAご飯」。
「NORAのアート部&胃袋部」と称し「神奈川野菜の食事会」や「内倉さんの薬膳で神奈川野菜の食事会」、「はまどまで土間仕事」など、美味しいごはんの企画にはいつも乗っかる、書き手はワタクシ、勝野真美(かつのまさみ)と申します。
毎週火曜日、NORAのあるビルの中庭で、理事である三好さんが車で生産者を回りお預かりする季節の野菜を販売する市をやっています。採れたてというより「さっき採れ」。ほんの数時間前まで畑にいたまさに今が旬の野菜が並びます。私の体を組成する細胞のいくらかはこの野菜でできている!と言っても過言ではありません。
その野菜を使ったレシピを!なんと今号のメルマガから書かせていただくことになりました。野菜が好き、食べることが好き、みんなで食べることが好き…な私にとって、なんとありがたい企画…どうぞよろしくお願いいたします。
暦では夏も終わり、カレンダーも9月…暑かったですね~でもこの熱を持った体を冷ましてくれる野菜がたくさん出回っていますね。きゅうり、トマト、ナス、みょうが、ゴーヤ、冬瓜…そういえば、まさしくこの暑い夏…本当に体が芯から欲しがっていたものばかり!
その中でも…ナス。夏から秋にかけて美味しいですよね!よく体を冷やすといわれていますが、何事も適量が肝心。逆に体を温める素材と合わせるといいですね。(焼きナスに、体を温めるショウガたっぷり!なんて、まさに抜群の組み合わせ!!)
NORA野菜市には色とりどりのナスが並びます…いつものナスと並んで、丸ナス、長ナス、白ナス、緑色のナス…それぞれ食感も違って、食べ比べると面白い!特にこの「長ナス」。全長30センチ以上あるのですが…食べてみて初めて分かったこと…いつものナスより実が柔らかくトロッとしている!なので短時間で火が通り、甘味も多い優れもの。
今回はこの柔らかさと長さを活かして…「長ナス寿司」を作ります。
【材料】長ナス…2本、塩…軽く小さじ1、好みの油…適量、醤油…適量、酢飯…茶碗2~3杯、白ごま、シソ、じゃこなど…たっぷり、食べるときにショウガのすりおろし
- 長ナスをフライパンに入るくらいの長さに切り、厚さは縦に薄切りにする。表面に格子上に切れ目を入れておく。上から塩をふり、アク抜きとナスからの水分を出す。これをするとナスが余分な油を吸わない。水分がたっぷり出てきたらさっと水で洗い、ペーパータオルで水分をしっかりとる。
- フライパンでナスを焼き、皿などに広げて冷ます。
- 酢飯に炒った白ごま、刻んだシソ、フライパンで乾煎りしたジャコなどのおこのみの具を加えて混ぜる。
- ラップを敷きナス、ご飯、ナス、ご飯…とサンドしていき、巻き寿司のようにクルッと巻いてからしばらく置いて、形を落ち着ける。
- 切り分けた上に、しょうがのすりおろしをちょこんと乗せる。食べる際に醤油をつけて召し上がれ。(画像は柚子胡椒。これも旨し。)
★長ナスのトロッとした食感が酢飯に良く合うのですが、もちろんふつうのナスでもできます!油を吸うのを避けたい場合は、焼く前にナスを蒸してもオッケー。
★私は長ナスの長~いフォルムのまま出したくて、がんばって長いままフライパンでナスを焼いて、長いままご飯をはさんで、長いままラップを巻いて!…でも最後は切らないとたべにくいじゃん…と結局、一口大に切り分けました。
★ナスは体を冷やすと書きましたが、シソやショウガは体を温める作用があります!薬味はたっぷりと!!
来月も旨い野菜を大盛りで食べましょうね!(人’’▽`)
【カツノマサミ】