第89回 釜飯仲間・おこげのお話

2016.4.30
神奈川・緑の劇場

暮らしに役立つNORA「はまどま」&神奈川野菜の野菜市を目指して

『「はまどま」があって良かった!』と思っていただけたら。

フリースペース「はまどま」として活動を始めてマルマル8年。何よりも、人と人との出会いの場として役立ってきました。

「はまどま」は、「NPO法人よこはま里山研究所・NORA」の活動拠点のひとつです。NORAでは、「はまどま」を通してNORAとの出会いが生まれ、里山の入り口、暮らしに里山を活かすきっかけづくりにつながって欲しいと願っています。

NORAは「はまどま」のある「宮宿花1・2丁目町内会」に加入して地域に根ざした活動を心がけてきました。NORAが参加することで、町内会の皆さんの暮らしもずいぶんと里山とつながって・・・、と、地域の皆さんに感じていただけるようになったら嬉しいです。

「はまどま」としては、「はまどま掲示板」という月刊紙を毎月町内会の回覧板に差し込んでもらい「はまどま企画」への参加を地域の皆さんに呼びかけています。町内会以外の皆さんの参加が圧倒的に多いのですが、少しずつ地域の皆さんの参加も増えてきました。

また、町内会をはじめとした、地域の活動に参加させていただく機会も増えて、このほうが、より多くの皆さん、幅広い世代の皆さんと出会う機会になっています。

コツコツとゆったりとした歩みですが、「暮らし」「日常」を大切に思う取組みの、一つのかたちだと思っています。

最近では、町内会婦人部の皆さんの「ピクニック」の食材に、身近な生産者と交流できる神奈川野菜を使っていただきました。このことは、生産者の皆さんに伝えます。これって、ものすごく生産者にとって励みになるのです。同じ神奈川とはいえ、ふだんは会えない大都会横浜・南区の皆さんが、わざわざ自分たちの野菜を利用してくれているのですから・・・。

他にも、福祉関係の取組みで、神奈川野菜を使いたいという話も届いています。生産者の皆さんと一緒に、都会暮らしのお役にたつことができればと思います。

2016年4月14日(木)夜に始まった熊本大地震。現在まで1000回を超える頻発地震の発生。いよいよ、私たちの身近にも災害が迫ってきていると危機感を持った方も多いのではないでしょうか?

都会暮らしであっても、たくさん笑顔を交わせる町づくりが、きっと助けになるに違いありません。

もちろん、今日も、あたりまえの日常、日々平穏を心から願いながら。

(2016年4月30日記・おもろ童子)