第85回 釜飯仲間・おこげのお話

2015.11.28
神奈川・緑の劇場

蒔田地域の皆さんが、冬のビッグイベントに育ててきた大岡川アートプロジェクト「光のぷろむなぁど」に、「はまどまプロジェクト」では、二つの企画で参加する予定です。一つは、「神奈川野菜たっぷりケンチン汁」当初、カレーライスで出店するつもりでしたが、大切な仲間のブースの企画と重複してしまったので、私たちが得意とする“神奈川野菜たっぷり”を活かせる企画として変更しました。カレーよりも、野菜の美味しさがわかりやすいかもしれません。神奈川の野菜の美味しさに多くの皆さんが喜んでくださればと思います。12月12日(土)の企画です。スタッフ大募集です。大勢で販売すれば寒くない?このイベントは、夕方4時から始まる夜のイベントです。寒くなりませんように!風が吹きませんように!冬の夜、光のイベントですから、寒いのは覚悟の上・・・、とはいえ、昨年は猛烈な寒波に襲われ、体調を崩してしまったことも事実です。なのに、スタッフ募集とは恐縮です。ケンチン汁で暖まりながら!?毎週火曜日の「NORA野菜市」をはじめとする「はまどま企画」の宣伝をしながら、売り上げは、「はまどま」の運営経費に充当します。もちろん、スタッフ参加の皆さんとの打ち上げを楽しんだうえで。

そして、もう一つの企画は、アート企画「光の胎内」

竹の骨組みを布で覆い、ドームを作ります。中には灯りをともして・・・。布の柄やアートな作品を張り付けるなどして、光との相乗効果が、どのように現れるのか?参加された皆さんとの共同作業で当日完成します。いや、どんどん変化して完成はないのかもしれません。ドームの中では、秋田の「かまくら」のイメージで、お茶をしてお菓子などを食べながら、民話を語り、紙芝居に興じます。「光のぷろむなぁど」の名物として新しく名乗りを上げることができるでしょうか?

この企画は、横浜アートサイトに参加している、地域イベントの大先輩「金沢文庫芸術祭」1dayイベント・海の公園に「光のぷろむなぁど」実行委員会としてブース出展したことで、数々の出店・出品の様子からヒントをいただいたのです。

光のドーム「光の胎内」は、「はまどま」から生まれた子どものような場所になるのかもしれません。竹と布と光による「集いの場」です。中では様々な企画が可能です。12日(土)・13日(日)の二日間。何ができるでしょう?どんな出会いがあるでしょう?

「はまどま」の企画も、「光の胎内」の企画も、ささやかな企画です。それでも、そこに参加した一人ひとりにとっては、もしかすると人生を左右するような出会いがあったり、体験ができたり、発想を得たりするのかもしれないのです。それは、誰にもわからないけれど、ある日、突然訪れるのです。たった一人かもしれない、その一人の笑顔が嬉しくて、「はまどま」のような集いの場を続けてきて良かったと思うのです。

新年早々、神奈川野菜の食事会は第100回を迎えます。みんなの力で積み上げてきた数字です。

(2015年11月25日・おもろ童子記)