第51回 釜飯仲間・おこげのお話
2013.1.31神奈川・緑の劇場
最近、自分の興味のあることを次々と経験していると実感する日々。
特に”食”に関しては、野菜や生産者、直売場…月に一度の食事会など、食べる・作る・食卓を仲間と囲む中で、ますます色々なことに興味が湧いてきているのですが、実は今までやったことがなくて、ずっとずっとやりたいと思っていたことを体験してきました。
それは、自分で仕込む”味噌づくり”。
たまたま読んでいた”オレンジページ”という雑誌に、編集部の豆好きが集まって作った「まめ部」が、長野の畑で栽培した無農薬の大豆を使った味噌作りの会のメンバーを募集していて、それに当選したのです。
この日は、アトレ恵比寿という駅ビルが会場だったのですが、このビルの屋上には菜園があり、そこで育つ野菜の収穫も体験もしました。
その菜園は「soradofarm(ソラドファーム)」と言って、JRが持つ駅ビルの屋上緑化のためにオープンしている会員制の貸し菜園で、関東近県に5ヵ所あります。
小さな畑ですが、ブロッコリー、ロマネスコ、小松菜、水菜、大根、芽キャベツ、ネギ、ハーブ…かなりの種類が栽培されています。水菜はその場で試食。しっかりとした苦味があって美味しい!その中で、小松菜と大根をそれぞれ収穫体験しました。
そしていよいよ味噌づくりです!
大粒の大豆を柔らかく茹でたものを袋に入れて手でつぶし、無農薬のお米で丹精込めて作られた生麹と塩を合わせたものを丁寧に混ぜていきます。そのときの大豆の芳醇な…生麹を手でこすり合わせたときの甘い甘い…なんとも言えない香り!味噌って五感で作るんですね。
合わせたものを野球のボールくらいの玉にして、ホーローの容器に思い切り!投げつけていく!容器内に空気が入らないようにするためなのですが、ストレス発散に最高!丁寧に表面を慣らして、ラップでフタをして…食べられるのは9月。それまでじっくり、ゆっくり熟成させます。
この味噌づくり…はまどまでもできないか?←いつもコレを思っています。
そういえば、以前食べた、和歌山県高野町富貴の大豆!それと、麹をどこかで手に入れることができたら!
この大豆を神奈川野菜の食事会で食べたことがあるのですが、一番美味しいのは…茹でて、そのまま食べる!以前、この豆で作ったお味噌も食べたことがあるのですが、これがまた美味しかった。そうだ、筒香にあるお豆腐屋さんの、筒香産の黒大豆で作ったお豆腐も美味しかったっけ。
富貴筒香には、「畑たがやし部」というグループがあり、昨年は大豆の畑の様子をお手紙でいただいて…。豆1粒1粒にこめる愛情を感じました。
今年はもっと、はまどまで土間仕事!寒いうちに、味噌仕込み会をやりたい!
2013年の私の目標文字は「醸」。味噌を醸し、人と人との縁がもっともっと繋がって、醸されて、熟成して…そんな日々にしていきたいと思っています。
味噌仕込み会の開催の暁には、ぜひぜひ、はまどまに足をお運びください。
(おもろ童子)