第123回 あおばを食べる!

2018.11.30
いしだのおじさんの田園都市生活

薪ストーブ、どう?(まだ、焚いている現場を見ていない)
・うん。なかなか快適。
よかったね。
・人が集まるのが、ウレシイ。楽しい。
林さんと安良城さんの家族。(はやし農園・maaru)
・そう、「あおばを食べる収穫祭」(森ノオト)の打ち上げ。
女の子4人!(中学生1、小学生2、幼稚園1)
・女子6人!いや、もう一人いたか、、、
yちゃん、可愛いねぇ。写真で見たけど。
(我が家の男子がめっちゃマエノメリ)
・いや、みんな可愛いよ。よく来たよく来た。
石ちゃん、おじいちゃんみたい、ねぇ。
・それは、失礼だろう。子どもたちにも、、、
そーかなー。
・???
ピザパーティー。
・うん。女子たち、盛り上がったね。
生地をのばしたり、トッピングしたり、、、
・そう、そして意外とちゃんと美味しいピザになった。
「意外と」なんて、失礼な言い方。
・いや、彼女たちの腕前のことじゃないよ。

・ストーブと、小麦と、生地をこねたのは俺だし、、、
(小麦は幸陽園農耕班産の無農薬ユメカオリ)
そうかぁ。ストーブの中で焼いていたね。焦げなかった?
・いや、焦げた。でも、焦げも美味しい。
それは、、、身びいき、ってもんじゃない。ダメでしょ、子どもには、、、
・いや、それほどひどくは焦げなかったよ。
火加減のつまみなんてないもんね。
・うん。それに、道具立てもよく分からなくて、、、
(薪ストーブの道具はどれも高額なので、DIYや代用品で)
難しい。
・そう、薪ストーブは不便というか、厄介というか。
手がかかる?
・うん。だから可愛い。
みんなで楽しめるからいいね。
・打ち上げにぴったりだったよ。
よく、、来てくれたね。林さんも安良城さんも。
・そうだね。前の日、仕込みで徹夜した人もいたみたいだよ。
へぇー。お祭りはどうだったの?儲かった?
・ははは、すぐ、儲けの話をする。
でも、大事でしょ。
・そりゃあ、そうだ。すんごい人だったよ。あちこち行列。
maaruも?
・うん。並んでいた。オペレーションが悪いから、って、自分たちで言っていたけど、、、

・まぁね、露天商のプロじゃないからね。仕方ない。提供に時間がかかった。
難しいね。でも、チャレンジが楽しそう。
・うん。数年前は店が暇で、裏で俺とビール飲んでいたことが懐かしいね。
何を売っていたの?
・米沢牛の炭火焼きと、もつ煮と、おにぎり。あと、ワインか。
へぇ、美味しそう。
・うん、13時前にはには売り切れた。
じゃあ、儲かったんじゃない?もっと、あれば売れた?
・うん。そんな欲も出て来るね。というか、次回の工夫かな。
楽しいね。
・いや、売っている本人たちは必死だったよ。
そうかぁ、余裕がない?
・でも、売り切れた後にはあちこち回っていたね。
お店はいくつあったの?
・あらためてチラシを見ると32店舗!
スゴイね。
・安良城くんも顔が広くて、ほとんど知り合い、って感じだったね。
mちゃん(カフェで働きたい娘の友達=女子大生)、行けたら良かったのにね。
・絶対、勉強になったよ。「まほうのすうぷ屋」なんてステキだったよ。
のんびり屋のmちゃんも刺激受けたかも?
・そうだよ。食べてみたら、ほっこり美味しくて、感動するよ。
うん。
・女子が一人でキッチンカーでやっている。
一国一城の主。
・まぁ、いろいろ経験積んでたどり着いたカタチみたいだけどね。
ふうん。
・人参ポタージュ、大根ポタージュ、ともにはやし農園の野菜。
へぇー、スゴイ!
・っていうか、はやし農園の野菜を使っています、って店が他にもたくさん!
へぇー、スゴイ!スゴイ!
・確実に地域の顔になっているね。
yちゃんたちも。手伝っていた?
・もう、中1で一人前だよ。彼女が部活から戻ったら、両親はのんびり、、、
ホント、いい子だねぇ。誰かとは大違い。
・ははは。
石ちゃんは、安良城さんや林さん以外にも知り合い、いたの?
・うん、まぁ、それは、、、でも、今回はそんなに多くなかったかなぁ、、、
あらら。
・いや、あの二人に較べたら、ぜんぜん、少ないという意味だよ。
そうか、もう、彼らの時代だね。
・うん、そうそう、それでいいんだよ。
そうなの?石ちゃんの地元じゃん。
・でも、主催NPOの理事長と事務局長、翌日に我がシェアハウスに寄ってくれた。
翌日もピザパーティー、やっていたもんね。
・あの日は会津のひぐらし農園の庭先豚も届いて、ね。
ダッチオーブンも登場していたね。
・2日で20人以上の人が寄ってくれたよ。
それはそれは。
・チャオとケンジも来てくれたんだよ。あの日は。
へぇー、元祖ジモティー。
・そう、ネイティヴ・フジガオカ。電車が通る前から住んでいるからね。
(石田は田園都市線が長津田まで通った1966年から)
ホント、ネイティヴだよねー。
・でもね、あいつら二人ともこの収穫祭のことを知らなかった。
へぇー、そーなんだぁ。
・まぁ、そこは、世代間格差かな。
うん。
・ところで、俺のおふくろさんもあの公園やほかでもお祭りしていたんだよ。
(今の青葉台東急デパートのところもまだ空き地で使っていた)
えー、何売っていたの?
・バザーをしていたんだよ。学童保育や障害児訓練会と合同で。親御さんたちと。
(まだ青葉台が不便な町のころ、乳幼児健診の誘致やいろいろ、仲間と子どもを守る活動をしていた)
じゃ、元祖ってワケ?
・そうかもね。もっと質素なお祭りだったけどね。50年近く前の話。
その時代の地域の課題に向き合っていたんでしょ。
・いいこというねぇ。珍しく、、、
ヒトコトヨケイ!
・50年前はまだまだモノの足りない時代だった。
バザーって何するの?
・古着や古雑貨などを売ったりね。10円とか20円で。
えーっ!そんなに安く?
・30円や50円もあったかなぁ、、、まぁ、不用品の寄付で成り立っていたからね。
それって、リサイクル?
・そんなコトバもなかったかも、、、
でも、リサイクルだよね。
・うん。今回のお祭りはリユースの食器を使っていたよ。
へぇ。
・ゴミゼロだよ。
スゴイねー。
・ステージの電気をエコカーから供給したり。
やっぱり、スゴイね。田園都市は。
・そう、我が「田園都市生活シェアハウス」もスゴイ、はずだよ。
まだまだ入居者募集中!
・です!

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