第三十話 今年も奥川(西会津)で田んぼに水を引く
2016.5.1水の流れは絶えずして
この3年ばかり、ゴールデンウェーク前半は、福島県西会津町の典型的な限界集落の奥川で縁側カフェを営む佐藤さん宅にご厄介になりながら、いろいろなお手伝いをさせていただいています。
縁側カフェからの風景
一昨年は、『堰上げ』と呼ばれてる冬の雪で傷んだ用水路の整備、昨年は、NORAのヤマ仲間とロゴソール(簡易製材機)を携え森のステージづくりで使う間伐された木の製材。今年は『山羊小屋づくり』と『堰上げ』の予定でしたが、天候に恵まれず作業が進んでいません。
堰上げの様子をお知らせしたかったのに、と思いつつ4月29日に開催されるChojiさんの『春の縁側カフェコンサート』の準備で町中を歩いていると、『観音清水』の案内板を見つけ、よく見ると奥に横井戸らしき横穴がありました。
観音清水と横井戸?
この日は、いろいろ荷物を持っていたので、翌日に改めて訪れて見と、想像通り、砂岩の崖に横穴を掘り地下水を集めている『横井戸』を見つけました。
横井戸の出口に作られた水瓶、井戸の奥はきれいに掘られている
お世話になっている佐藤時男さんの話だと、昔から観音様の脇から水が湧いていたから観音清水と名付けられているとか。地元の人にとっては昔からの当たり前の風景ですが、構造的には横井戸だと思いました。
午後からは、雨の合間を縫って母屋の裏の水路整備、堰上げほど大規模ではありませんが、冬場に埋まってしまった水路を掘り起こして、母屋に水を引く大切な作業です。
雪で埋まってしまった水路を直しています。
昨日(4/30)から少しずつ山羊小屋も作っていますが、雨に阻まれ作業を停滞中。
作成中の山羊小屋
メルマガ投稿までに、田んぼに水を引いているメインの堰上げはできませんでしたが、あした(5/2 )は天気も良さそうなので、堰上げのお手伝いをできる予定です。
奥川春の縁側カフェコンサート