和歌山県高野町富貴暮らし

今日のできごと2

2010.9.1
和歌山県高野町富貴暮らし

こちらに来て、もうすぐ5カ月。この地区を元気にする、活性化させるという大きな命題をいただいております。生活者としても、仕事としても、地区の方に受け入れて頂いて、私自身は元気に活性化しておりますが、みなさんはいかがなのかなと思います。

あいまいとした仕事ですが、今感じているのは、たくさんの方に出会って、その思いをつないでいくということ。私が抜群に良いアイディアを持っているわけでもなく、一人で何ができるわけでもなく、形ができてくるというのは、何人かの思いが出会い、積み重なり、よい偶然もあったりして、かつ強い意志がそこにある、ということかなあと思いつつ、早く成果を出さなければという焦りも感じつつの毎日です。

先日、地区の盆踊りがありました。男性は朝からやぐらを組み、女性は昼からおでん焚き。中心メンバーの世代は60代。この盆踊りがはじまったときには、40代半ばであったみなさんです。今の私に近い。今私の世代は、ずっと少ない。そうか、このままだったらお祭りの準備ができなくなるんだ、と、人口が減っていることを実感した瞬間でした。それからは、5年後には小学生がいないかもしれない、10年後にはお隣がいないかもしれない、と具体的に過疎をイメージできるようになりました。現在地区の小学生6人、中学生7人。昨年6月の時点で、人口647人、内65歳以上は399人。