仕事と暮らし
2015.5.30和歌山県高野町富貴暮らし
再開して2回でまたお休みしてしまいました。面目ないです。富貴暮らしをお伝えしたいとはじめたコラムですが、思った以上に富貴にいる時間がない! 和歌山に来る前は長く横浜にいたのですが、生活費を稼ぐ手段としてはサラリーマンでした。そして今回田舎に引っ越して来た時も、隣町まで通ってサラリーマンすることにしました。たまたま休日も出勤する事が多い部署で、筒香には寝に帰っているような状態。いろんなことを地域の人に聞いて、教えてもらって、それをメルマガでもおすそ分けするつもりでいたのですがこんな状態でして…。
田舎暮らしというと、どんなイメージでしょうか。畑をして野菜をつくったり、とれた野菜で加工品を作ったり、それらでカフェを起業される方もいますね。それから私のように地元に勤めるところがないので、ちょっと遠くの町まで通勤したり、高校がないので子どもの進学とともにまちに引っ越したりということ、多いです。かつては、山林に囲まれた筒香は山仕事が主流で、家で食べる分の米と野菜はまず作り、そして出荷する野菜もあり、大半の時間を筒香で過ごす方が多かったのでしょう。夫のお父さんは土方で働いていたらしいのですが、雨の日は仕事が休みなので自分の山に行って、間伐したり下草刈りしたりしていたそうです。義母は、筒香で田んぼと主にミョウガを作っていたようです。倉庫には義父が集めた、柱にするような木や材木がいっぱいです。義父は自分で切った木でいつか家を建てるつもりだったのでしょうか。たぶんとっても忙しく体力的にも厳しかったことでしょう。
バブルの時期には、隣町でゴルフ場のキャディーさんとして働く女性も多かったそうです。こんな山の上まで1時間近くかけてバスで迎えに来てくれたそうです。田舎の女性は足腰が丈夫ですし、きっと凄腕のキャディーさんとして活躍されたんでしょう。それから、ミシンを買って内職で服や水着を縫ったり、パイル織物を織ったりもしていたそうです。どちらもゴルフ場と一緒で、隣町から仕事を持って来てくれました。人手が必要で、仕事が向こうからやってきた時代なのでしょうか。
筒香の方の話を聞いていると、いろんな仕事を掛け持ちしたり、そのときどきにあった仕事をしていろいろ転職したりという方が多いです。かつ自分の山や畑から生活の糧も得ている。
どのように働いていきたいのか、改めて考えている今日この頃です。