和歌山県高野町富貴暮らし

いなかの車事情

2015.2.22
和歌山県高野町富貴暮らし

車を買いました!

こんな大きな買い物は初めてなので、悩んで一年は夫の車をかりていましたが、4月で車検が切れるので、もうこれ以上しぶっていられなくなって。いなかのお家は一人一台プラス軽トラという感じで車を持っているところが多いです。玄関を出たら車に乗って出掛けて、車はまるで靴のよう・・・。毎日1時間かけて隣町まで通勤している私にも必需品です。一人暮らしのおばあちゃんたちは車を持っていませんけど、一日に4便あるコミュニティバスに乗って、病院や買い物や美容院などに出掛けています。

車に全く興味がなかった私は最終的にはCMで見てピン!と来た車に決めたわけですが、条件は小さいこと、燃費がよいこと、荷物もけっこう詰めること、そして四輪駆動であることでした。年に数回しかありませんが、冬場は路面が凍結する事がありますので四駆であることは必須!そして細い山道なので、私にとっては小さいに越したことはありません。気にいった車で一つだけ残念だったのはスペアタイヤがついていないこと。最近の車はスペースを確保するためなのか、スペアタイヤないものがあるんですね。でも私すでに2回もパンクさせているんですよ~。朝出勤するとき、山道にはだいたい石が落ちているのですが、大きい石をよけてホッとした後、小さい石を踏んでしまいみごとにパンク。この石って、獣の仕業なんですね。なんで毎日石が落ちているのかなあ―と思っていたのですが、夜帰り路、ほとんど絶壁のような山側の斜面を、イノシシやシカが駆け上がっているのをよく見かけます。さすが獣!すごい脚力!と思って感心してしまうのですが、そのあとから石がごろごろと道へ。石が落下しないようにコンクリで固めたりネットを張っているところもありますがそれは一部。毎日石に注意して通行しています。

ずっとペーパードライバーで、富貴に来てから車に乗るようになったのですが、「あきちゃん、すれ違っても無視するね」と言われて「ええっ?!」。車に乗っていて、道で、知り合いとすれ違うの??と思ったのですが、よく考えたらほとんど一本道で、かつ皆さんは車やナンバーを覚えているので、車を見ると誰だかわかるのです。前から知り合いが来ると、すれ違いざまに窓をあけてしばし、おしゃべり。後ろから車が来たら、じゃあまたーって感じです。私はいつも真剣に前だけ見て運転しているので、いまだに自分から気がつくことはまずありませんが…。