和歌山県高野町富貴暮らし

今日のできごと 14

2011.11.1
和歌山県高野町富貴暮らし

長身の 稗が見下ろす 田圃かな

こちらに来て俳句をはじめました。
自分の意志ではじめたのではなく、俳句のグループが立ち上がり、お付き合いしている中で作ってみた、というだけのことなのですが…。
でも自分が俳句をつくるとは全く思っていなかったので、ひょんなきっかけで俳句に出会えてよかったと思っています。

奇をてらうことなく、日々思ったことを素直に俳句にしています(それ以上のことはできませんし)。
俳句のグループのみなさんは、農作業や季節の花、離れて暮らす親や孫、家族の事を俳句にすることが多いです。一緒に畑仕事をしていると、「あ、これこんな風に俳句にしようかしら」とおっしゃったり。

今年初めて田んぼをやって、9月に稗(ひえ)をひきました。6月に稗をひいたときは、稲とそっくりで見分けがつかず、列からはみ出た物は稗、と教えてもらってひきましたが、今回は実がついていたのですぐに分かりました。稗は稲より背が高くのび、目立つんです。田んぼのそばを通った人から「はやく稗をぬきなよ」と言われていました。やっと時間ができて稗をひいたとき、既に小さな稗の実がばらばらと田んぼに落ちていてショックを受けました。来年も稗ぬきを頑張らなければ…。