第90回 トンボのかっさらい
2024.8.1映像の持つ力
恒例になりました。
朝4時に起きて出かける、朝飯まえで、出勤まえのノラしごと。
「トンボのかっさらい」
これは、うちの、小さな森のある畑のできごと。
オクラに、せっせと葉を食べるフタトガリコヤガの幼虫がいました。
その幼虫をポイっと空中に放り投げると、飛んでいるトンボが、かっさらって行ったのです。
トンボは、獲物が重いのか数メートル離れたハニーローザ(スモモ)の枝先でいったん停止しました。
えっ、ほんと? あなた(夫)が空中に投げた幼虫をトンボがかっさらったの??
〜トンビじゃあるまいし。トンボよ。
〜それにしてもトンボは、幼虫を投げるところを見てたの? 待ってたの?(そんなわけないか)
〜獲物と分りトンボは飛びついて来たのかしら?。
そんなことが頭によぎりつつ、ハニーローザの枝先にいるという、トンボを急いで見に行くと・・、トンボはもう飛び去っていました。残念。
トンボの眼の視野は360度だから、幼虫が空中に飛んできた、その一瞬を捉えたのかも知れません。
それにしても、目視から、キャッチするまでは数秒のこと。トンボは、感覚と運動機能の連携を持っているのでしょう!!。
小さな森のある畑より
ミニ田んぼ
巨大になった里芋が孤を描きミニ田んぼを囲んでいる。
神聖な場所の風格を醸し始めた。
去年は、このミニ田んぼ苗代で稲が育ってくれたお陰で、絶やすことなく種を継ぎ、16年目のお米づくりを迎えることが出来ました。
ブドウ棚のマスカットベリーA
今年は、ちゃんと摘房と摘果をしました。
その甲斐があり、粒揃いです。
未熟果の青いブドウを試食。酸っぱくない、えぐ味もない。ほのかにかおる果汁と酸味がひろがる。おいしい。
調べてみると、ヨーロッパでは、ブドウの未熟果を絞り、酸味料として使われてきたのだとか。
「過ぎゆく夏を懐かしむ」。真夏の最高気温が28度ていどだった頃の日本の風情。簾で陽を遮り、窓からの風をし、団扇をふり蚊帳の中で眠りにつく。
うちのベランダでは、スズメの巣づくり、雛の巣立ちが、三巡目に入りました。
親スズメは働き者。3分に1度は、雛に餌を届けます。見てると微笑ましい。
人間も自然の一部。
私たちも、このいのちを全うする生きものたちと共に居るんだなぁと思うと、励まされます。
(中川美帆)