色即是空かな

２月に入り、実生梅を皮切りに、春告げ花の梅が咲き揃いました。

私たちの、小さな森のある畑では、梅の開花を合図に、アンズ、スモモ、サクラ、グミ、リンゴ、・・と、果樹の開花リレーが始まります。

と言っても、畑の全体をながめて見る果樹の姿から、まもなく枝いっぱいに花を咲かせる様子は想像できないかも。

樹木の生活史はダイナミック。

葉を落とした果樹は、まるで枯れているようにも見えるけど、準備万端なんです。

枯れ木に見える枝には、花を咲かせる花芽がびっしり付き、それぞれの生態に添い一斉に花を咲かせて行きます。

次に、花が終わると新芽が芽吹き、太陽の光を浴びてどんどん葉を茂らせ、花の後に付く実を育ててゆきます。

 

🌾 小さな森のある畑

梅

花芽

地中が、ダイナミック

 

🌾 富士山の見える田んぼ

堀さらいの準備

モグラ塚ならぬザリガニ塚

（中川美帆）