第4回 40,000 m2の夢
2009.1.10いしだのおじさんの田園都市生活
不肖私が会長を務める「な~に谷っ戸ん田の会」(注1)が
新たなステップへ動いた。
「農のある地域づくり協定」(注2)に調印したのだ。
谷戸で最大の面積を所有されている地権者さんと調印できた。
今までの活動を評価していただけた、と、いい意味で自負しよう。
横浜市の支援するこの協定(こちらが横浜市を支援しているのかも?)
今回のその対象エリアは、農地と山林を合わせて約40,000m2。
なにもそんな大風呂敷を広げることもないのだが、
横浜市の担当者が南の活動と張り合って「市内最大」となった。
そのなかでの最大のテーマは里山の「保全・活用・維持」だ。
「」の中はお役所言葉だが、要は農作業と雑木林の整備をやっていこう、だ。
例えば、竹のはびこって荒れている竹林の竹を間引いて
気持ちのいい竹林をつくり出そう。
という、崇高な目標の活動・・・
そして、竹の子をご馳走になる、という「おいしー!」に直結する活動・・・
去年の春も、少しばかり竹を間引きながら竹の子を掘った。
そのとき、かなりコーフンしていた「はま農楽(注3)マドンナ直子さん」から、
忘年会の席で質問された。
「竹林の整備ってどうするんですか?」
「竹を間引いて、炭焼きするか、暗渠に埋めたり、
あと、チッパーがあればバリバリやって、
竹粉の肥料ってぇのもあるらしいですよ。
ううん、チッパー欲しいなぁ・・・」
すると、数日後、40,000m2の近くでチッパーのバリバリが
聞こえるではないか。
我が社グリーン(注4)が霊園の管理を頼まれているお寺さん(注5)だ。
住職以下数人が、我が社が清掃をしている頭の上でバリバリやっていた。
のぞきに行くと、「ちょっとやってみますか?」とチッパーを使わせてくれた。
「この里山こそ、地域の宝です。みなが集える場をつくりましょう」と住職。
某T建設から山を買い戻したそうだ。
「この辺がきれいになったらHさんの山も整備したい」と、
40,000m2に近づいて来る。
「石田さんたちの力も是非貸してください」と、住職。
グリーンのことを言っているのか、な~に谷っ戸ん田の会のことを
言っているのか???
いや、両方だろう。
楽しくなってきた。
注1 な~に谷っ戸ん田
http://www.yattonda.com/
市民が本格的耕作を楽しみながら自給に向かう画期的活動。
その場所が素晴らしい。
注2 農のある地域づくり協定事業
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/etc/shingikai/nannou/sw-tayo55-i.html
このページの説明ではわかりにくいかも・・・
詳細は活動に参加すればよくわかるでしょう。
注3 はま農楽
http://www18.ocn.ne.jp/~hamanora/index_hamanora.html
市民農業大学校OBOGによる、援農集団。パワフル中高年多し。
最近は若者も増えている。
注4 グリーン
ホームページ http://home.catv.ne.jp/dd/green/
菜園ブログ http://greenykhm.spaces.live.com/
石田のおじさんの本業 社会福祉法人グリーン
注5 徳恩寺
http://www.tokuonji.jp/
地域活動に熱心なお寺。震災被害などの支援にも力を入れていて、
被災地では有名。
(石田周一)