第73回 釜飯仲間・おこげのお話
2014.11.30神奈川・緑の劇場
神奈川野菜の食事会は90回を数えました。が、最近は毎月の開催がおぼつかなくなってしまいました。
ほぼ毎月のように回を重ねられたのは、もちろん参加して下さった皆さんのおかげです。
なぜ、~食事会ができなくなったか、と言えば、主宰する三好に、平日使える時間が減ってしまったことと、土曜日・日曜日は~食事会以外の催しが次々と入るようになったのです。
しかし、食事会は開きたいのです。主宰してもらえる仲間も得ているのです。
つまり、三好がいなくても食事会を開く・・・という時期にさしかかったのではないか、と思われるのです。
なんのための食事会か、根っこのところを確認すれば、神奈川の生産者とのつながり、に尽きるのです。生産者とつながることで、大切なことを思い出したり、気づいたりできるのです。NORAがいう、里山に学ぶ、あるいは、里山を(都会の)暮らしに活かす、ということともつながっています。
個食ではなく食卓を笑顔で囲む団らん、神奈川の季節の野菜の認識、食事会をきっかけにした出会い、大げさでなく、生きる勇気を得ることさえ(各々の心に秘められてはいますが)ある食事会。それも、これも、その作物を育ててくれる生産者とのつながりを抜きには考えられません。
だから、細々とでもこの食事会は続けたい、続ける意味がまだまだある、と思います。
しかし、三好が続ける、ということは、また別のこと。いかがですか?
そして、~食事会ではないけれど、生産者とのつながりを意識した企画を始めることができました。
ひとつは、内倉和子さんの「薬膳料理おさらい会」(次回は1月25日(㈰)午後3時~6時)、そして、山本美香さんの「季節の素材でスイーツづくり」(次回は1月20日(火曜日)午後6時30分~8時30分)です。どちらも、食事会同様、神奈川の生産者の作物を使っています。
「はまどま」の仲間たちの様子から、いくつかお知らせします。
11月3日(月)あなたとともに第14回エコロジーイセザキ「エコイベント&地モノ市」
で、神奈川の生産者の作物を販売しました。ひごろから野菜を利用している人、生産者のところへ農作業に行っている人をはじめ、前日準備に10名・当日16名が参加してくださいました。
生産者が直接販売するのではなく、生産者の立場に身を寄せた利用者が、同じ立場の人々に利用を勧める・・・。このことが、今後、ますます重要になってくると考えています。
11月19日(火曜日)フィンランド発「クリーニングデイinはまどま」
全世界に仲間を広げようとする取組みです。
5月と8月の決まった日に、世界同時に開催する「交換会」と言ってよいでしょうか。
本番前にプレ体験をしてみたい、と相談して実現したのは、モノの交換にとどまらずワザの交換!そして心の交換!
畳を敷いて雰囲気を変えた「はまどま」で、ゆったり、野菜たっぷりの食事と、お茶をしながら。20名ほどの皆さんが訪れてくださいました。
今後の広がり、内容の充実に期待しながら、何より、新しい仲間が新しい企画を催すと、さらに新しい仲間とのつながりが生まれる、ということに喜びを感じます。
11月13日(水)第2回「紡ぐ市」カフェ ククル主催・会場「宿るや商店」に参加。
昨年に続き、井土ヶ谷のククルさんからお誘いをいただき、同じく、すぐ近くの「宿るや商店」さんが会場となって、主に野菜の販売を「はまどま」仲間3人で開催しました。
若いお母さんたちが、より安全でおいしい食べ物を真剣に求めていることを痛感した、との感想でした。
11月23日(㈰)和の文化祭
粕谷恵&勝野真美による、お香づくりと筆で描く体験企画でした。合わせて10名の方々が参加してくださり、たいへん賑わいました。
11月24日(月・振替休日)反町駅前フェスタ・トンネルカフェに「はまどま」として出店。
東横線反町駅の商店街の企画に縁あって誘われ、(地元出店者が足りなくなって急きょ応援・盛り上げ役)どどっと集まったメンバーで本格コーヒー・ホットレモネード・ホットしぼりたて蜜柑・シホンケーキ・野菜販売を。
お祭り好きのメンバーからは、カフェメニューの反省点を改善して継続したい意欲がわいてきました。
11月8日(土)NORAの活動の視察を希望された石川県輪島・金蔵からのお二人を「はまどま」を中心に数か所ご案内しました。思えば、かつて神奈川農畜産物供給センター在職していたころの「専従事務局」的な動きでした。
NORAにも「はまどま」にも、専従事務局はいません。時々、欲しくなります。でも、居ないから、”良いかげんに”皆が力を合わせられているのだ、とも思います。
会員の皆さん、今年、新規に会員になってくれた皆さん、会員ではないけれど、いつも支えて下さっている皆さん、遠くから見守ってくださっている皆さん!
あと、ひと月ありますが、今年もありがとうございました!
新年も、さらにさらに、よろしくお願い申し上げます!
(2014年11月30日記 おもろ童子)