第11回 釜飯仲間・おこげのお話
2009.10.1神奈川・緑の劇場
「釜飯仲間」とは、そもそも「神奈川野菜の食事会」をはじめ、「はまどま」で、いや、どこであろうと、”同じ釜の飯を食う”仲間の輪を大切にしたくて名づけたのですが、昨年の10月の「神奈川野菜の食事会」で「老子」を朗読し、(どひゃ!?もう一年経ってしまった!)何があっても“飯だけは腹いっぱい喰う!”のだ!という教えに、食べることには夢中になる仲間たちが、えらく納得して、そうだ!そうだ!私たちは「釜飯仲間」だ!と大喜びをした、というのが、きっかけです。
●昨年の10月の食事会の様子
https://nora-yokohama.org/mura/archives/2008/10/02-1451.html
おこげ・・・とは、お釜の底にこびり付いて役にもたたない・・ということでして。
ところが、いまどきおこげのご飯など口にすることもできないけれど、32回を数える「神奈川野菜の食事会」では、絵に描いたような羽釜を使ってご飯を炊くので、みごと(?)おこげにありつけることも!
32回はけっこうたいしたものじゃん、と思ったら、「はまどま」のある大和ビルは築51年目。米軍のカマボコ兵舎で戦後復興が遅れに遅れ、ようやく接収解除になって、いち早く、「平和な未来への希望」を込めて建てられたビル。
前回9月の「神奈川野菜の食事会」で出た話です。「私たちは、出会ったのは最近でも、話をしてみると、ずっと以前から接点がいっぱい。」そう!NORAでの出会いは偶然とは思えません。
でも、2001年2月、大和ビル119号室に、NORAが拠点を構えていなければ・・。119号室で出会った「釜飯仲間」たちだから「はまどま」を大切に思い、そして、いよいよ改修を始めました。その改修のおおもとは厨房から!
やはり、すべての基本は「食」にあり、か?
(おもろ童子)