01月17日 (土)|森ボラ体験会(継続編第4回) in 名瀬・上矢部市民の森_レポート

森づくり活動では、10 年から20 年先の森の姿を見据え、季節に対応した保全活動を計画的に行う必要があります。
森ボラ体験会『継続編』では、体験会に参加経験のある方を対象に、年間を通して一つの森に関わることで森づくりの知識や技術のスキルアップを目指します。

今回は第4回、最終回です。
第1回の座学、第2回の下草刈り、第3回の常緑樹中低木の除伐に続き、
落葉広葉樹林の明るい森を目指す森づくり活動を体験します。

第1回の様子はこちら
第2回の様子はこちら
第3回の様子はこちら

…活動概要………………………………………………
日  時:令和8年1月17日(土)9:00~12:00
場  所:名瀬・上矢部市民の森(横浜市戸塚区)
参 加 者:ボランティア7名、横浜市環境活動事業課1名、スタッフ4名(NORA)
内  容:シラカシ、アオキ等常緑樹中低木の除伐
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名瀬・上矢部市民の森近くの町内会館に集合。各自必要な道具を準備します。


オリエンテーションで前回までの振り返りと、今回の作業内容・安全な樹木の伐倒方法と樹木が倒れる原理を解説。


KY(危険予知)活動では、伐木時の落枝の危険性と周囲への声掛けを確認しました。


道具を持って市民の森へ移動。


作業エリアの頂上広場へ到着。作業前の森の様子を観察。
クヌギ、コナラ等の落葉広葉樹林の再生を目指して、今回はロープシステムを用いた安全な伐倒方法で常緑樹の除伐を行います。


2班に分かれて作業開始。
先ずは伐木準備。足元の落枝の片付け、伐木予定の木の支障となる枝や周囲の低木を取り除きます。


準備が出来たら、伐る木をよく観察して倒す方向を決めます。


倒す方向が定まったら、伐木予定の木の高い位置にロープをかけます。


ロープの先を伐倒方向に引き、カラビナと滑車を利用して120度の角度をつけて折り返します。
ロープを折り返す事で、伐倒方向から離れた安全な位置でロープを引く事ができます。


ロープシステムの準備が整ったらいよいよ伐木です。
倒す側に「受け口」を入れます。ノコギリの刃を水平に。
刃の入れ方によって倒れる方向が定まるため慎重に刃を入れます。


「受け口」の反対側に、重力に対して垂直に且つ受け口と平行に、「追い口」を入れます。
「受け口」に定規を置いて「追い口」の刃の向きや角度を確認してみます。


追い口を入れたら伐木者は安全な位置に退避。
伐倒者の合図を受けて、ロープの先を引くことで伐倒のきっかけをつくります。
伐木者とロープを引く人のコミュニケーションが大事です。


切り口を確認。
蝶番の機能を果たす折れ曲がり線がきれいに平行に入っています。



倒した木は枝を払い短くして集積場所へ。


合間にはロープの結び方(すばやく結べて荷重がかかっても解けにくく、解く際は力をいれずに解ける「もやい結び」)を教わりました。



(上:before 下:after)
一人一本ずつ伐木を体験し計7本の常緑樹を除伐。
亜高木層に空間ができ、林床に陽が入るようになりました。

継続編第2回からの変化の様子です。季節の違いもありますが、見違えるほどに見通しが良く明るくなりました。


(上:第2回作業前(10月) 下:第4回作業後)



(上:第2回作業前(10月) 下:第4回作業後)


作業後の森を全員で観察。
今年の春には、また新しいクヌギ・コナラの実生が確認できそうです。

集会所へ戻り道具の手入れをしてから、全体の振り返り。
感想を共有して森づくりボランティア体験会継続編2026は終了です。

森づくりボランティア体験会継続編へのご参加ありがとうございました。

 

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