10月04日 (土)|森ボラ体験会(継続編第2回) in 名瀬・上矢部市民の森_レポート
森づくり活動では、10 年から20 年先の森の姿を見据え、季節に対応した保全活動を計画的に行う必要があります。
森ボラ体験会『継続編』では、体験会に参加経験のある方を対象に、年間を通して一つの森に関わることで森づくりの知識や技術のスキルアップを目指します。
今回は、4回シリーズの第2回です。第1回の座学に続き、実際に森づくり作業を体験します。
第1回の様子はこちら
…活動概要………………………………………………
日 時:令和7年10月4日(土)9:00~12:00
場 所:名瀬・上矢部市民の森(横浜市戸塚区)
参 加 者:ボランティア3名、横浜市環境活動事業課1名、スタッフ4名(NORA)
内 容:コナラ・クヌギ実生のマーキング、アズマネザサ等草刈り
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東戸塚駅に集合、バスで名瀬・上矢部市民の森近くの町内会館へ。
到着後、必要な道具を各自準備します。
準備を整え全員集合。継続編活動の目的と今回の作業内容の説明を受けます。
KY活動(危険予知)ではトゲのある植物や刃物の取り扱いの危険ポイントを共有しました。
町内会館を出発して名瀬・上矢部市民の森へ移動。
作業で使用するため、道中、市民の森園路沿いのササを数本切り運びました。
作業エリア(頂上広場)に到着。
将来的に明るい落葉広葉樹林を目指し、今回はクヌギ・コナラの実生(種から発芽した芽)を保護しながらアズマネザサ等の下草刈りを行います。
道中準備したササとピンクテープを使ってアズマネザサに覆われて気付きにくいクヌギ・コナラの実生をマーキング。うっかり刈ってしまったり踏みつけてしまうことを防ぎます。
丁寧に剪定バサミを使ってクヌギ・コナラの実生の周りのアズマネザサを刈ります。
先駆植物(暗い林床に光が入る等環境が変わった際に先ず定着する植物。繁殖力が高い)のアカメガシワは根から引き抜きます。
昨年の継続編で作業したエリアから範囲を広げ、長年手が入っていなかったエリアでも作業を進めます。アズマネザサは背丈を越え、ツル性植物がからまり手間がかかります。
藪の中で野鳥の巣を見つけました。おそらくガビチョウの巣ではないか、との事。
1時間半程の作業で見通し良く明るい森になりました。
(上:before 下:after)
昨年作業出来ず藪になっていたエリアも見通し良くなりました。
(上:before 下:after)
作業後の森の様子を全員で観察、感想を共有しました。
クヌギ・コナラの実生が、昨年作業をした柵沿いのエリアに集中している事も確認しました。
今年作業を進めたエリアにも、来年クヌギ・コナラの実生を期待したいです。
(マーキングはこの後取り除きました)
町内会館に戻り、使った道具の手入れを行いました。
ケガがない事、次回の確認をして今回の活動は終了です。
皆様、お疲れ様でした!
次回第3回は12月6日(土)の予定です。