12月10日 (日)|森ボラ体験会 in 泉の森ふれあい樹林_レポート
泉の森ふれあい樹林は、周囲を住宅に囲まれた起伏の少ないなだらかな地形の樹林地です。
森ではスギ・サワラ・ヒノキからなる針葉樹林、クヌギ、コナラなどの落葉広葉樹林、森のシンボルツリーとなるアカガシ、ケヤキの大木などが見られます。
愛護会の方々が日頃から森を手入れていることにより、チョウをはじめとする豊かな動植物が育まれている場所となっています。
今回は、現地の活動団体のみなさんと一緒に落ち葉かきと落ち葉だまりの天地返し、コナラ、クヌギなどの保全のための選択的な除草を行いました。
~活動概要~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日 時:令和5年12月10日(日)9:00~12:00
場 所:泉の森ふれあい樹林(横浜市泉区)
現地団体:泉の森ふれあい樹林愛護会
参 加 者:ボランティア6名、横浜市みどりアップ推進課1名、スタッフ4名(NORA)
作 業:落ち葉かき、落ち葉だまりの天地返し、選択的草刈り
活動の様子です。
横浜市営地下鉄ブルーライン「中田駅」に集合、住宅街を抜け20分程で泉の森ふれあい樹林に到着。
オリエンテーションで愛護会の皆さんにご挨拶、森ボラ体験会の活動趣旨の説明、愛護会会長より泉の森ふれあい樹林愛護会の活動のお話し等をうかがいました。
作業を始める前にKY(危険予知)活動。タラ等トゲのある植物等の注意点を確認しました。
作業を始めるために、先ずはビブスとヘルメットを身に着けます
熊手を持って作業エリアへ移動
前半の作業は落ち葉かきです。先ずは熊手の扱い方を教わります。
落葉掻きの作業は見た目以上にハード。それでも落葉の感触や音が楽しい!
掻く前
掻いた後
厚く積もった落葉を適度に掻く事で地表に陽が届き実生(落ちた種からの発芽)の発育を促します。掻き過ぎは乾燥を招くため「適度に」がポイントです。
落ち葉掻きとともに落葉溜めに溜まった3年越し腐葉土の天地返しを進めます。根が蔓延ってしまった腐葉土を掘り起こすのはかなりの重労働でした
カブトムシの幼虫がいました!掘り起こされない位置にそっと戻し来年の春まで寝かせてあげます
掻き集めた落葉を落葉溜めに入れ天地返しをした腐葉土と混ぜてから足で踏み均し分解しやすくします
広いエリアでしたが45分程の作業で大分地表が見えるようになりました。(上:before、下:after)
後半はエリアを移動して、剪定バサミや鎌を使用した選択的草刈りです
実生のクヌギ・コナラ等保護する植物を覆ってしまうアズマネザサを丁寧に取り除きます。ハードではないけれど気を遣う作業です。
保護する実生のコナラ
45分程の作業で、覆っていたアズマネザサが取り除かれ保護している植物に陽があたるようになりました。(上:before、下:after)
全員で作業後の明るくなった林床を確認。
使った道具を手入れしてから片付けます
最後に作業後の感想を共有し、愛護会の皆さんへお礼を伝えました。
森づくりボランティア体験会へのご参加ありがとうございました。
泉の森ふれあい樹林愛護会の皆様のご協力に感謝いたします。