12月03日 (日)|森ボラ体験会 in 綱島市民の森_レポート

綱島市民の森は、東急東横線綱島駅から北西に約600mにある住宅地に囲まれた森です。
かつて、綱島の名産品であった桃にちなんだ桃の里広場では、春にはハナモモが咲き乱れ、美しい景色が広がります。
この森は、森づくり活動団体「綱島市民の森愛護会」のみなさんが「他世代が関わりながら、潤いある暮らしや、森の恵みを育む森づくり」をテーマに活動しています。
今回は親子参加歓迎で、多様な動植物がくらせる雑木林を守る活動を行いました。

~活動概要~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日  時:令和5年12月3日(日)9:00~12:00
場  所:綱島市民の森(横浜市港北区)
現地団体:綱島市民の森愛護会
参 加 者:ボランティア13名、横浜市みどりアップ推進課2名、スタッフ4名(NORA)
作  業:セイタカアワダチソウの抜根、落ち葉かき、園路沿いの草刈り、常緑樹の刈り取り

活動の様子です。東急東横線「綱島駅」に集合、15分程歩き住宅街を抜け綱島市民の森の桃の広場に到着。

早速、ビブスやヘルメット等の道具を装着します。

オリエンテーションで森ボラ体験会の活動趣旨、今回の作業目的の説明を受けました。

飯田愛護会会長から綱島の地名の由来等お話しをうかがいました。

KY(危険予知)活動で足元注意等を確認。

ファミリー班と大人班に分かれて作業開始。
ファミリー班のはじめの作業は広場の植栽を覆っているセイタカアワダチソウを取り除きます。

外来種のセイタカアワダチソウは繁殖力が強く根から抜く必要があり、まっすぐ上に引き抜く等コツが要ります。うまく抜けたかな?


20分程でセイタカアワダチソウは取り除かれツツジ等の植栽が見えるようになりました。(上:before、下:after)

一方、大人班は園路脇のアズマネザサの草刈り。コナラ等落葉樹の実生(落ちた種から発芽した)苗は残します。

20分程でスッキリと歩きやすくなりました。

次の作業エリアへ。
ファミリー班は熊手を使って落葉掻き。厚く積もった落葉を適度に掻く事で、地表に光が届きキンラン等野草の芽出しが期待できます。

ふかふかの落ち葉プールにダイブ!その後は落ち葉が分解しやすくなるように足で踏み均しました。

大人班は次のエリアでシュロやアオキ等の常緑樹を除伐しました。


30分程の作業で林床の常緑樹が除伐出来ました。(上:before、下:after)こちらでも地表に日が届く事で春に野草の芽吹きが期待できます。

ファミリー班は園路脇のベンチ周辺の草刈り。ハサミ等の刃物を使った作業は特に安全に気を付けながら。

20分程でこんなにきれいになりました。みんな丁寧に作業してくれました!

大人班は次の作業エリアへ移動。
鬱蒼とした階段脇のエリアで樹木化したアカメガシワ等を除伐しました。


30分程で明るく見通しよくなりました。(上:before、下:after)

作業後は横浜市有形文化財にも指定されている飯田愛護会会長のお庭へ。

最後は使った道具の手入れを行います。

全員の感想を共有し、愛護会の皆さんにお礼を伝えて活動終了です。

森づくりボランティア体験会へのご参加ありがとうございました。
綱島市民の森愛護会の皆様のご協力に感謝いたします。