12月07日 (土)|森ボラ体験会 in 寺家ふるさと森_レポート
寺家ふるさと村は、横浜市の北西部の東京都町田市と川崎市に隣接した森です。
雑木林の丘に挟まれた「谷戸田」と呼ばれる細長く伸びた水田が幾筋もあり、その奥には静かに水をたたえた溜め池が点在した「昔ながらの横浜の田園風景」が色濃く残っているところです。
今回の森づくりボランティア体験会は、次世代を担う子どもたちにも森づくりの楽しさや大切さを知ってもらうために、小学生と保護者も参加可能な体験会を開催しました。
…活動概要………………………………………………
■森ボラ体験会 | どんぐりの木が育つ森の活動に参加しよう in 寺家ふるさとの森
日 時:令和6年12月7日(土)9:30~12:00
場 所:寺家ふるさとの森(横浜市港北区)
参 加 者:ボランティア14名(児童4名)、横浜市環境活動事業課2名、スタッフ4名(NORA)
作 業:クヌギ・コナラを保護しながらアズマネザサ等の草刈り
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活動の様子です。
冬晴れの下、寺家ふるさと村の谷戸田は紅葉で色づいています。
四季の家駐車場に集合してから、ヘルメット、ノコギリ、剪定バサミ等の装備を身に着けて出発です。
今回の森づくり体験会は、一般参加に加え小学生の親子参加も。賑やかです!
寺家ふるさとの森の入口でオリエンテーション。
自己紹介の後に、活動趣旨・作業目的の説明を受け美しい里山景観がどのようにして維持されてきたか、森の手入れの重要性を学びました。
作業リーダーから本日の作業内容の説明とKY(危険予知)活動で頭上の落枝に注意する事を確認しました。
森の中を移動。山頂までちょっとした登山です。
山頂の広場に到着。
この辺りは落葉広葉樹の森です。広場や園路の縁にもクヌギ・コナラの実生(落ちた種子から発芽した芽)が育っていますが周囲を草に覆われてこのままでは成長が阻害されてしまうため、その周囲の草刈りを行います。
2班に分かれて先ずは保護するクヌギ・コナラの実生を確認します。
道具の使い方を教わり作業開始。園路にはみ出たアズマネザサ等を刈り取ります。
クヌギ・コナラの実生と、刈る草(アズマネザサ等)を見分けながら丁寧に。
コナラの実生
ベンチ周辺のエリアは、さらに保護する植物を見分けるのが大変!より丁寧に作業を進めます
密生するクヌギ・コナラの実生。
森の中で作業しながら仲良くおしゃべり。
落ち葉をかき分け一生懸命探しているのは…
芽を出したドングリ!
広場を使いやすく、またドングリが芽を出しやすくするため、落ち葉かきも行います
1時間強の作業で園路沿いがスッキリとしました。(上:before 下:after)
丁寧な作業のおかげでクヌギ・コナラの実生に陽が当たるようになりました(上:before 下:after)
ベンチも気持ちよく使いやすくなりました!(上:before 下:after)
最後に全員で作業後の環境を観察しました。
密生したクヌギ・コナラの実生はそのまま全てが育つことはありません。広場・園路に育つコナラ・クヌギの実生は、本来は掘り上げて一本ずつポットで適当な大きさまで育てた後に、適切な間隔を保ちまた森(柵の内側)に戻すのが理想、と説明がありました。
集合場所に戻り、道具の手入れ後感想を共有して本日の活動終了です。
森づくりボランティア体験会へのご参加ありがとうございました。