10月22日 (日)|森ボラ体験会(継続編第2回) in 寺家ふるさと村周辺_レポート

森づくり活動では、10 年から20 年先の森の姿を見据え、季節に対応した保全活動を計画的に行う必要があります。
森ボラ体験会『継続編』では、体験会に参加経験のある方を対象に、年間を通して一つの森に関わることで森づくりの知識や技術のスキルアップを目指します。

今回は4回シリーズの第2回です。
第1回の座学に続き、今回は実際に森に入り森づくり作業を体験します。

第1回の様子はこちら

~活動概要~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日  時:令和5年10月22日(日)9:00~12:00
場  所:寺家ふるさとの森(横浜市青葉区)
参 加 者:ボランティア9名、横浜市みどりアップ推進課1名、北部公園緑地事務所1名、スタッフ4名(NORA)
内  容:アズマネザサ等草刈り、コナラ保全のための選択的草刈り


寺家ふるさと村四季の家駐車場に集合。先ずは作業のための身支度を整えます。


オリエンテーションでは前回の振り返りを行い、保全管理計画での森の目標像と今回の作業内容の目的の説明を受けました。


作業に向かう前にKY(危険予知)活動でぬかるんだ足元、トゲのある植物(ハリギリ)等の注意点を共有しました。


寺家ふるさとの森へ移動。


作業現場に到着。先ずは作業するエリアを観察します。谷地形の針葉樹林の森ではイノデ(大型シダ)等の保全が目標ですがここではアズマネザサが増えてしまっています。


アズマネザサは繁殖力が強く他の野草が育たなくなってしまうため、2班に分かれてアズマネザサを取り除く作業を行いました。中には5m(!)にもなるアズマネザサも。



30分弱の作業でアズマネザサが取り除かれスッキリしました(上:Before、下:After)


別の班では、針葉樹林内の湿地周辺でアズマネザサ等の草刈りを行いました。



園路沿いも見通し良くなりました。(上:Before、下:After)



(上:Before、下:After)


森内を移動し次の作業現場へ向かいます


後半の作業エリアは明るい落葉樹林を目指す森で、コナラの実生を育てています。ピンクの印をつけ保護しているコナラやオカトラノオ等の野草を保護しながらアズマネザサ等を取り除く選択的草刈りを行います。



保護する植物を残しながらの草刈り作業は手間がかかります。皆さん丁寧に作業して下さいました。



1時間弱の作業で大分園路沿いがスッキリ明るくなりました。(上:Before、下:After)



(上:Before、下:After)


集合場所に戻り、使用した道具の手入れをして片付けます


全員で本日の感想を共有、次回の予定を確認し終了です。

森づくりボランティア体験会継続編へのご参加ありがとうございました。
次回は12月16日(土)です。