新治市民の森は、平成12年開園した横浜市北西部の丘陵地に位置する市民の森です。市民の森の北側には拠点施設「新治里山センター」を中心とした新治里山公園が続いており、市内有数の緑地帯を形成しています。

この新治市民の森には横浜の原風景ともいえる里山景観が多く残されています。薪や炭を得るための雑木林や建材を得るための杉の林、日々の糧を得る畑や水田がモザイク状に広がります。

今回、森を守るための計画、森づくりボランティアの魅力、実際の森づくり作業までを一連で学んでいただくため、『横浜市の森づくり塾』のプログラムの一環として、『森づくりボランティア体験会（実践編）』が開催されました。

～活動概要～～～～～～～～～～～～～～～～～～
日　　時：令和4年11月6日（日）13：00～15：30
9:30～12:00は、森づくり塾（森づくりボランティア入門講座）
場　　所：新治市民の森（横浜市緑区）
受入団体：新治市民の森愛護会
参 加 者：ボランティア15名、横浜市みどりアップ推進課、環境活動支援センター、NORAスタッフ
作　　業：落葉広葉樹林でクヌギ・コナラの実生を保護しながら下草刈り、常緑樹の除伐

活動の様子です。

午前中は、環境活動支援センター主催の森づくりボランティア入門講座が開催され、安全管理、道具の使い方研修が開催されました。

最初に室内で活動の安全、道具の使い方を学習しました

気温も低かったので、道具の使い方実習に備え準備体操で体をほぐしました。

道具の準備をして、服装の確認を行いました。

 

道具の使い方を実習ました。上から剪定ばさみ、カマ、ノコギリです。

午後からは実践編、森に入って保全活動を行いました。

午後からは実践編。新治市民の森に入り森の様子を観察しながら作業エリアまで15分移動。

オリエンテーションで保全目標・活動内容の説明。

市民の森愛護会の江川さん野田さんより愛護会の活動・森の状況等を紹介していただきました。

作業リーダーと作業内容の確認・KY（危険予知）活動を行ってから作業開始です。

先ずは落枝を拾い足元の危険がないようにします。

大きな枝は切り向きを揃えて集積します。

下草刈り作業は、間隔をあけて皆で横一列に並び斜面を登りながら進めます。

落葉広葉樹林は日が入り明るい半面アズマネザサも茂ってしまいます。アズマネザサに覆われると野草が芽を出せなくなるため下草刈りを行います。

このエリアでは、三保小学校の皆さんがクヌギ・コナラの実生を育てているので保護します。

10年後の森の姿を想像して残したい植物（ムラサキシキブ等）にマーキングをして保護します。

午前中行った道具の使い方研修の成果を活かせたでしょうか

2時間程の作業でかなり見通しがよくなりました。（上：作業Before、下：作業After）

作業後の森の様子を確認。

集いの家に戻り、使った道具の手入れを行います。

最後に全員で感想を共有して終了です。
ご参加ありがとうございました。

新治市民の森愛護会の皆様のご協力に感謝いたします。