イキモノのにぎわい
2010.2.27 第9回 かいそう
この季節、三浦半島の海岸を歩いていると、白い物体と黒い物体が干されています。 白い物体はダイコン。黒い物体はワカメです。 青い海を臨む砂浜にダイコンが大量に干されている風景もなかなか盛観ですが、 ワカ […]
2010.1.31 第8回 七草を探しに
七草のころ、横浜市内の里山に七草を探しに行ってきました。 セリ(芹)、ナズナ(薺)、ゴギョウ(御形)、ハコベラ(繁縷)、 ホトケノザ(仏の座)、スズナ(菘)、スズシロ(清白)。 スズナはカブのことで、 […]
2010.1.1 第7回 お椀の外にも中にも
たこ、黒豆、青豆と数の子、ひやし豆、田作り、金ぴら、背越切りの塩鮭、 煮がし(里芋、こんにゃく、にんじん、凍み豆腐などが入った煮物)、 するめの醤油漬け、いか人参など。 これは私の郷里の福島県中通り地 […]
2009.11.30 第6回 田んぼの佃煮
貴重なタンパク摂取のひとつとして、昆虫食は広く知られています。 最近では珍味として扱われることが多くなりましたが、 戦後しばらくまでは、重要な栄養素として食べられていました。 今でも常食やご馳走として […]
2009.11.1 第5回 いなしさま
ふるさとの我が家の氏神は、お稲荷さんです。 昔、旅人が「ここは日当たりのよいとてもいい土地だ」と言って 置いていったそうです。 (ばあちゃん曰く、「持って歩ぐのが、めんどくさぐなったんでねぇがなぁ~」 […]
2009.10.1 第4回 狢のいるところ
つぶらな瞳に小さな丸い耳、鼻も愛嬌のある丸さで、面長な顔。 骨格は頑丈そうで、足が短く太く、ずんぐりした体型。 このイキモノは、最近、出会った「アナグマ」です。 三十数年生きていて、野生のアナグマを見 […]
2009.8.31 第3回 絶滅危惧種
この夏、佐渡に行く機会がありました。 佐渡といえば鳥の「トキ」を浮かべる方も多いと思います。 トキは学名をニッポニア・ニッポン(Nipponia nippon)といい、 その名のとおり日本を代表する鳥 […]
2009.7.31 第2回 外来生物
たまに、つじつまが合わない会話を耳にすることがあります。 例えば「とくほ」。一般的には「特定保健用食品」を想像しますが、 人によっては国立公園の「特別保護地区」が思い浮かぶようです。 この「外来生物( […]
2009.6.30 第1回 生物多様性
この言葉、聞きなれない方にはなんとも、 わかったようなわからないような不思議な言葉に感じられると思います。 考え方としては、様々な生態系があること[生態系の多様性]、 様々な生物が存在すること[種の多 […]
2009.5.4 竹と海が出会った日。
小田原、中井町の竹で作った風ぐるまと 横浜の赤レンガに吹き抜ける海風が出会って 心地よいハーモニーを繰り広げています カラカラカラ と回る音は、耳に心地よく 一瞬、雑踏にいることを忘れさせてくれます […]